構造壁の変更。工事前に、再度チェック

一般的に、工事前に、一通りの計画・見積り・打合せを済ませてありますが、
梁の掛け替え、間取り変更工事の際は、念の為、構造上問題無いか、確認させてもらっています。

この工事では、キッチン・ユニットバスの配置変更に伴い、間仕切り壁(部屋を区画する壁)の変更があるため、
既存キッチンの吊り戸を丁寧に外して、天井裏の梁状況を確認。

⇒ 建物自体が構造上、弱くなっては元も子もないので。

予想に反して、ここを建築された大手建て売り会社の施工、特に梁に関しては、強度を保つため、梁背(はりせい・これの高さが高いほど上階重量のモーメント力に対して、強い)が高かった。

それを見て、大工さんと話し合いをして、どのように納めていくか検討しました。
当然、強度重視で。

大の男3人で、床下をのぞき込んでいます。

既存の基礎の状況、下地合板の厚み、鋼製束、構造体の確認を念入りに。

こういう一手間を掛けることにより、お客様のためは当然、我々の工事の進め方、材料の発注が再確認できるので、無駄・出戻り工事が減ります。

つまり、この作業はお互いのためです。