突如、我が家にやってきたインプレッサ。
といっても、日産ティーダ・ラティオの車検の代車。
2代目インプレッサの1次マイナーチェンジされた15年前の通称 涙目 の、しかも1500CC車。しかもAT車。
WRX STIのような、モンスターマシンとは、ほど遠い車です。
でも、このセダンデザイン、シンプルで可愛い子です。
少し走ってみたところ、エンジンはさすがに非力ながら、安定感があり、サンデードライバーをターゲットにしたのか、非常にマイルドなハンドリング。ATじゃなければ、まだそこそこ走れる足回り。
SOHCながら、ボクサーエンジンならではの乾いた排気音。
しかし、曲がり角などで、ゆっくり走ると、一般のフルタイム4WDならではの悪い癖、タイトコーナブレーキング現象で駆動系が、ギクシャクするため街中では疲れる車かも。
この至ってシンプルな横顔。それでいて、バランスが取れている。
WRXシリーズは格好いいけど、あえてスポイラー等、格好いいものは排除して、これで中身がWRXならシブいでしょうね。
オジさんは、飾らないのが好きです。
後ろにデフが入っている。これでも水平対向4駆の証です。
子供ができて、大人しく2代目レガシィツーリングワゴン(SOHC2000ccAT車・後輪ドラム)に乗らされていた時の事を思い出しました。同様な現象がありました。
でも、箱根へドライブに出掛けたら、案外と逞しく走ること(下り)。スピードドリフト時のアクセルワークが極めて楽ちんでした。フェアレディZ、BMW Z3も、走りが気持ち悪かったのか、道を空けてくれました。さすが、腐ってもSUBARU。〔時効〕
しかし、もっと驚いたのは、初期不良で入院した際の代車 初代インプレッサ1500FF仕様。
今から25年ほど前の車で、しかも一番安い廉価版。
『なんだ、この曲がる車は!』が、ファーストインプレッション。
古いFRで、アンダーと共に走っていた頃の車と比べて、コーナーでどんどんインを差して気持ちよく抜けていく。回頭性が恐ろしく良いクルマ。ボクサーエンジンゆえの低重心。そして車重の軽さ。2代目はその点、重く感じました。
単純なセダンボディーの剛性の高さ。ほとんどネジレない。骨格・足回り共に素性が良すぎる!
これで、WRC仕込みの2000ccターボ車だったら、正直怖いと思いました。
走るクルマの場合、アクセルもブレーキも壊れる寸前まで踏み切らなければならないと思っていたので、仮に乗っていたら命がいくつあっても足りない。
これ、相当前の感想です。
ゆえに、今時の素性の良いクルマには、私は絶対に乗ってはいけないようです。
そして、代車と別れの日。
日産ティーダラティオちゃんと、古いもの同志。
ラティオもお客様をご案内するには、良いクルマです。まだ2万キロしか走っていないし。
これまで、トヨタ(セリカは3台)、スバル、スズキも乗っていますが。
ただ、この場を借りて大好きな日産さんに言わせてもらいます。
今はティーダという車種は無くなりました。それ以前のサニー(SUNNY・海外ではセントラ)の慣れ親しんだ名前をなんで消したのでしょう?
さらに、510という名車の歴史を持つ、ブルーバード。さらに、シルビア、180SX、グロリア、セドリック、サファリ、ダットサン、パルサー、ローレル、フラッグシップのプレジデント。マニアック的には、レパード、スタンザ、オースター、バイオレット、ラングレー、チェリー、リベルタ・ビラ、エスカルゴ、ガゼール、バネット、テラノ、井上陽水のセフィーロ、Be-1、EXA、RZ-1などなど、数えだしたらきりがない。すべてが良かった訳ではないのですが、それぞれに歴史、思い出、親しみを持った名前を簡単に捨ててしまい、復活したのはフェアレディZ、GT-Rくらいか。ケツが下がったデザインでほぼ失敗していますね。(ここはフランスではなく日本です。手慣れないアールヌーボーは火傷の元)
好きだから言います。ここ数十年は、たまに間違えて良いクルマを出してしまった位の感覚。
売れないクルマを見ていると、コンセプトの弱さ、デザイン面では一台のクルマの中で、各パーツごとにデザイナーが違うのではというくらいにチグハグさを感じてしまう。自分にも言い聞かせよう。
大抵の日産好きは思っていると思う。『オレがデザインした方が、もっと良いクルマを送り出せるのに・・・』と。スカイラインGT-R(ケンメリ・R32)やフェアレディーZ(S30)、ブルーバード(510)サニー(110・310)と立派な車を作っていただけに勿体なくて勿体なくて。他社様に申し訳ないけれど、それだけ潜在的ファンは多いという意味です。トヨタのハチロク(AE86)など、ライトウェイトで操縦するという意味では、非力ながらも素晴らしく楽しいクルマでした。そういう趣旨のクルマをどうして作れないのかな。作ってくれなかったのかな。
まだ、待っています。それ以上のクルマを出してくれる事を。
横浜出身で、神奈川に拠点がたくさんあった会社だけに・・・よけいに思います。
矢沢永吉曰く『やるじゃん、NISSAN!』でしょ。
長くなりました。話は変わって、欲しい車が発売されないなら、MAZDA787B、さらに古いところではアルファロメオ1300GTAレース仕様、デトマソ・パンテーラWRC仕様、アルピーヌ・ルノー、サニー310TS仕様、逞しいところではACコブラに乗りたいな。あっ、公道走れないの多いな。
ダメ。ダメ。危ない。
もっとパワーのないクルマということで、スバル360乗りを目指すか。
ロータリー仕様シャンテもいいし、47万円アルトも懐かしくていいな。
ISUZUはベレットGT、117クーペ、
日野の2トンもいいが、コンテッサ。
ただいまは、元気の無い三菱も、あえてランサーEXか、デボネアAMG、或いは戦車。
ロックンディーゼル シャレード残っているかな。ダイハツシャルマンも。
すいません。また、妄想にふけっていました。
先ずは、軽トラックを購入しなければ(笑)