仕様・色を、お客様と一緒に決めていくのは当然の作業ですが、
時として、「小川名君に任せるよ」の言葉をいただきます。
既に、基本部分を建築した状態で、時間的に間に合う範囲で、
カタログをずらりと並べて、
既に出来上がっている部分と、照らし合わせながら、業者さんも含めて決めていきます。
(第三者、その道のプロの意見も大切にしたいため)
また、あまり積極的でない設計者に限って、日頃、「自由に設計させてもらえたらいいのに!」と。それでいて、いざ、そのような物件があると、「小川名さん、お客さんと決めてきて下さい」。
折角いただいたチャンス。塗装のプロと創り上げる愉しみ。失敗は許されないので慎重になりながらも、最後は【直感】。
時間が無い。完成してから、『失敗』『変よね』と、言われることを恐れ保険を掛けるのは理解できますが、建築に携わっていて、自分でそのチャンスを逃すのは勿体ない。
若い方は、こうした手間を惜しまず、失敗をおそれず、チャレンジされて下さい。