【尾道】にも、住んでみたいな

現在、広島県尾道の向かいの島、向島に、受刑者が潜んでいるようで、6,600人の警察官が捜索活動に必死ですが・・・
尾道には、大林信彦監督の影響で、何度か夢見心地な尾道に伺っておりますが、

5年前に、同じく歴史好きな息子と旅をしている中で、その時もちゃんと立ち寄らせていただきました。

手前が、尾道の駅前の街。

海(運河のよう)の向こうが向島。

しまなみ海道である、尾道大橋。

この道沿いは、見える島々、青い海、緑と、まるで天国へ続く道と、錯覚する瞬間がたびたび。

是非、皆様もここを通って、伊予の国【愛媛】まで行かれて下さい。

それにしても、眼前の海。
河のようですが、舟がのんきに右に左に。

尾道の高台から見る向島。

造船所を中心に、緑と共存しながら、街が拡がります。

渡し船が、車も人も、自転車も、みな乗せて、あちらとこちらを往ったり来たり。
まるで、そこに道があるかのように。

瀬戸内海の日差しは、やわらかく独特で、我々を心地よく迎え入れてくれる。

この景色を見ているだけで、ずっと生きていかれそう。確かに一度、ここに住もうと思った時期がありました。
その夢を、夢で終わらせたくはない。

【尾道三部作】の中では、少々マイナーな映画、【さびしんぼう】で流れる、ショパンの旋律がたいへん似合う街。

いい歳こいたオジサンとして、少し恥ずかしいのですが、大林監督が描く甘い青春映画を見ると、すぐに心は尾道にあり、若き頃に抱いていた夢と、愛しの人への片思い、挫折の日々が、昨日のことのように思い出され、懐かしくも、切なくもあります。

顔とデカい身体に似合わず、いつまでもロマンティストであり続けている自分に戻れる。

尾道といえば、尾道ラーメンが、とても美味しい。

また、千光寺は絶対に外せない。

ここからの景色、風、陽光が、やさしく包んでくれる。

年甲斐もなく、バカでしょ。

ここの岩、『転校生』でも出てきますが、なかなか険しくていいんです。

かつては、修験道の地だったでしょうね。
島根県からの【銀】が、ここに集積する時代もあったそうです。

学生時代、青春18きっぷで一人旅に行ったときは、泊まるお金が無く、岩の上で、眼下には無数に灯るあかり。落ちてきそうな満面の星を見ながら、岩の上で幸福感に満たされながら寝てました。

笑えることに、同じような考えの人間がいて、一緒に横で話しながら。
上智大学の人だったな。今、元気かな。

【猫のまち】だけあって、何匹ものにゃんこに出会いました。

彼らが、ここの住人であるとともに、主でもあり、景色の一部でもあります。

とても、おっとりとした人間好きな猫ちゃんばかりです。

そういえば、ワン子を見かけた記憶がないな。

ツバメさんも、大切な住人。

餌をせがむ子供らの可愛いこと。

ここは、艮宮(艮神社・うしとらじんじゃ)。

灯台下暗しで、スルーしてしまいそうな神社。

自然に、ここに引っ張られてきました。

ここは、言葉ではうまく表せませんが、かなりのパワーを感じます。

千光寺へ向かうロープウェイの乗車口の脇に潜むようにしていますが。

真上をロープウェイが、せわしく往復しています。

一瞬、『なんて、失礼な』と思いましたが、

すぐに、考えを改めました。

なぜなら、私の経験値でいうと、神様方は、どうも乗り物が大好きなようだからです。

不思議と、ご威光を感じる神社・仏閣の近くには、車・電車(新幹線のような速いものが特に多い)・飛行機・ヘリコプターと、ひっきりなしに音をたてて(奏でて)走り抜けていきます。

ここの神社の関係者?と思われる人に、
ふと、『日本人はどこから来たんでしょうね?』
と、尋ねてみたところ、こともなげに、‟得たり”という、直球の回答が返ってきました。

【シュメールじゃろ】

『なんだ、このお方は!』と、もう一度振り返った瞬間に、その方は消えていました。
二人で、手分けして探しましたが、ついに見つからず。

神がかった高次元での、出会い。きっと、あのお方は、人間の姿をされた神様的存在だったのでしょう。輝竜と同じ感覚で満たされました。

神様、ありがとうございました。
またお会いしましょう。

やはり、この尾道に住みたいな。
信州に住むことも視野に入れていますが・・・

身体がいくつあっても足りなそう。
欲張りなんでしょうね。