先日記述した、《賃貸物件のリフォームにあたって、キッチン解体》のつづきです。
キッチンを解体したのち、発注してあるキッチンメーカー(今回はクリナップさん)が、下見に来ました。
ここに色々と書かれていますが、吊戸棚で見えなくなってしまう部分の舞台裏。
キッチンパネル、換気扇、手元灯と取付けにあたっての、こちらへの要求。
特にこちらでは、吊戸棚を取り付ける箇所の下地がしっかりしていなかったので、12㎜の捨て貼りと、その他の下地パッキンを我々で取付け。
(大工さんに依頼するまでもない作業なので。こういうことで依頼を掛けているから、建築費が高くなったり、業者さんを泣かす要素になる。それなりの建設会社の多くは自分の手を汚さないのが慣例)
クリナップの施工部隊登場。
私達が下地を作っておいた箇所をチェック。
クリナップさんは、ある意味偉く、下地がしっかりしていないと、後々吊り戸が落下したとか笑えない状況を撲滅するために、下地が確保されていないと、容赦なく施工せずに帰ってしまう。
お客様にとっては、安心な裏話です。
周囲の養生をしたうえで、4人がかりで、サクサクと3階まで荷揚げ。荷揚げ。
はやい。はやい。
かつての、引っ越しのサカイを思い出しました。
20年以上前かしら。
我々引っ越し部隊がエレベーター待ちをしているなか、サカイの方々は、階段を使い5階まで、荷物を持ちながら走って登っていた。(今は分からない)
リーダーから、俺達もやるか!と、わざと言われましたが、皆して大きく首を横に振っていたのを思い出しました。
商品の角が潰れないように、ダンボールで覆われていますが、かつてほどの過剰包装ではなくなっています。
隣の部屋では、クロス屋さん、作業の段取り。
業者さんが、同じ個所をやるという‟愚”を避けて、時間的な段取りしてあります。
私が他の現場へ行き、打合せに行き、事務所でブログを書いて、さて行ってみんべ と現地へ。
13:30、すでに完了していました。
施工も早い。
彼らは、また次の施工現場へ。
1日で、2台、3台は施工してしまう強者達です。
本当は、上部も完全に養生されて、キッチン天板も見えない状態。少しめくって施工確認。
ここのオーナーさん、凄いんです。
住まわれるお客様目線で、常に活動されている。自分でも工事できるので、お客様に対する・建築に対するノウハウの引き出しをたくさん持っています。
普通、このワイド750㎜コンロ(多くは600㎜)は、住宅のリフォームでもあまり出ない。
(私は、これの良さを知っているのでお勧めしますが)
しかし、一般のオーナーさんは、少しでも利益を上げるために、原価を下げるのが通常。わざわざ高い商品を選定しない。
でも、このワイドコンロ(600㎜コンロからの取替えも出来ます)だと、左右のゴトクの距離が離れているので、大きな鍋・フライパンでの同時作業がしやすい。
また、鍋の取っ手が、隣のコンロの影響で熱くなりにくい。
ようは、窮屈な思いをせずに料理が出来る優れものです。
一般のご家庭の方も、どうぞご検討されて下さい。
扉の面材が、キッチンの美しさと金額を大きく分ける部分ですが、また次回にお伝えします。