共用廊下【床面】の塗装は、お住いの方々の事を考えると、早く乾いて歩行できないといけない。
比較的、速乾型のものにすると、高価な点と、それ専用の機材が必要になる、さらにその後の強度・長持ち性能において、オーナー様・住民の方々にとっては、案外悩ましき点です。
鉄骨階段の踏み面も、ご覧のように綺麗に仕上がりました。
この商品は、1時間で歩行可能で、耐摩耗性は薄膜塗材の約3倍、比較的臭いが少ない、UVカット機能等、他にも優れた点が多々あります。
実際には、1時間で歩行可能とされていながら、万が一を考えて、3時間の通行困難を、住まわれている方々にあらかじめ周知しました。
雨天後の状況。
塗装剤は、このような共用廊下、屋根、ベランダでも、まだ油分が残り、時間の経過によりこのような超撥水状態はおさまります。
滑るかと思いきや、ツヤありを選定しましたが、ほとんど既存と変わりませんでした。
この塗料会社に、他にもお客様本位で考えた際に悩んでいる点（ベランダ・重歩行部・工場床等）を、いくつも相談してみたところ、非常に多くの知識・知恵を丁寧に対応してくださいました。
塗装材料も各種多様で、何がお客様のご要望に応えられるのか、常に進化し続けているこの業界では、『日々勉強』です。
その塗る部位、用途、目的によって、様々な選択肢、そして重要な要素 安定性を検討すると、それぞれが得意としている分野があり、私の中でも、この箇所には、日本ペイントでしょ。ここは関西ペイント。ロックペイント。菊水化学工業。これだけはエスケー化研だとか、他にも多くの塗装メーカーがありますが、こちらの経験値、実績によるものと、塗装屋さんの経験値からくるものとで、良い意味で言い合いを常にしています。
当然、丁寧な塗装でなくては、その材料の本領を充分には発揮できないのですが。