渡辺パイプさんにお誘いいただき、総出で、『お勉強に』行ってきました。
最新の商品を知らないで、お客様に本気でご提案出来ないので。
ユニットバスの調光システムの演出具合を、工事目線と、お客様目線で確認。
愉しみながらも、こちらも真剣です。
でも、写真で見ると、自分の顔、ゴリラのようで、笑えます。
砥石は、シンラの打たせ湯に入り、イメージを膨らませたようで、『ニヤッ』
総務部長も、サザナを様々な角度から、主婦目線で検証していました。
こういう一般的女性の感覚が一番重要なので、瞬間的にでる言葉を聞き漏らすことなく、後で色々と意見を聞き、参考にさせてもらいました。
発売前のオクターブ。
やはり、丈夫さ・清掃しやすさ・修理のしやすさ等を中心に、そして配管類・寸法・既存品との比較。
(TOTOさんは、比較的良い方向にモデルチェンジしますが、時には改悪モデルチェンジもあるため、そこは冷静に確認)
我々のような建設会社が来ると、TOTOさんのような住宅設備メーカーもドキドキでしょうね(笑)
つづく・・・
TOTOさんのキッチンのフラッグシップモデル、クラッソも進化しています。
キッチンの混合水栓とは別に、『きれい除菌水』が。
アルカリと酸性に電気分解して、次亜塩素酸をシャッと出して、シンク作業(まな板も)の仕上げをしてくれます。
環境に対しても、2時間ほどで元に戻ると聞いています。
世の中には、良い菌も、身体に悪さする菌もありますが、今どきは何でもかんでも【除菌!除菌!】と当たり前になっておりますが、除菌することにより、本来人間も体内に保持している”菌”が、すべて殺菌されてしまうのが、のちのち怖い事態を引き起こすことになるでしょう。
人類を含めた生命の歴史に大きく影響しているのは、菌やウイルス。それに対しての免疫力が低下(退化)、或いは、その免疫力を確保しているかによって、かなり生存率が異なります。
西洋で猛威を振るった、黒死病と呼ばれるペストも、たまたまヨーロッパ人がその免疫力が低かった事にも原因があるようです。
同時期に、アジアでペストが大流行したとは、あまり聞かない。
言いたかったのは、”除菌”もほどほど に、と。
ただ、かつて食中毒で10日ほど入院した私としては、大腸菌も筆頭に、O157など、気を付けなければならないのも事実。
今段階では、薬剤を使った除菌手法よりも、この手法の方が、自然に(廻りまわって自身に降りかかってくるより)、近くて良いのかもしれない。
主婦(主夫)としては、極めて重要な掃除。
この換気扇は、案外と早い段階から、オイル受皿を外してから、ボタン一つを押しながら、極めて簡単にシロッコファンの羽根を取り出し、付け置き洗いが出来るのが魅力的な商品です。
しかし、TOTOクラッソ全体で購入しないと、単品では取り寄せ出来ないジレンマもあります。
今時の手元灯は、LEDが主流ですが、ここの商品は、シンク部だけでなく、下ごしらえ、まな板での包丁を使う際に、両方を照らしてくれる意味では、良いアイデアですね。
TOTOさんは、こういうチョッとしたことも、見逃さなず、カユイところに手が届いている点も魅力です。
厳しいことを言わせてもらえば、トイレ、ユ洗面化粧台、ニットバスで、TOTOブランドが確立されているなかで、ついでにキッチンも という経営戦略なのでしょうが、ずっとTOTOさんのために言い続けていますが、基本設定金額が高すぎます。
他社様が、もっと頑張ってほしい一方で、この点はTOTOブランドのズルさを感じます。
キッチンメーカートップのクリナップさん、独自戦略のトクラス(旧ヤマハ)さんに、もっと頑張って、それぞれが切磋琢磨して欲しいし、頑張っているけれど、なかなかメジャーになれないノーリツさんにも、是非、頑張って欲しいところです。(LIXILさんは、固定したブランドがまだ確立さておらず、さらに私達、設計・施工屋としては、あまりにも見にくいカタログにより、失敗を恐れ、ついつい分かりやすいTOTOさんを選んでしまう事実に、そろそろ気がついてね。ずっと言い続けていますよ。)
また、ユニットバスに戻りますが、
この商品は、腰部を集中的にマッサージするジェットバス(以前にあった、髪の毛を巻き込まる事故等も考量された新設計)もいいですね。
さらに、ノーリツさんがかねて前から推奨・実現化してきた、浴槽内部の自動洗浄吹き出し口が、床部の真ん中に。
浴室カウンターの下部に、ちょっとした出っ張り。
この部分から、洗い場の床に放水して清潔を保つシステム。
お金を掛ければ、いくでも良いものが、あなたのものに。
これは、どこかのメーカーさんで、アリとキリギリスに扮して、一般の方々には分かりにくい宣伝をされている 肩部からの打たせ湯。
呑気にしている間に、TOTOさんでは、その会社の1.5倍以上の流量を実現してしまいました。
開発・商品化に、先行していたシャワートイレ(ウォシュレット)、タンクレストイレのサティスと、技術者が頑張っているのに、どうもかつてのトヨタと日産の関係のように、営業戦略・戦術・手法により、どうも認知度が上がる前に、カッサラッていかれている様に感じて歯がゆい部分です。
こちらとしては、あまりTOTOさん一強になられてしまうと、それぞれの良さを、それぞれの尺度で商品選定していただきたい、また値決めの主導権が取られてしまうと、結果、競争の原理が働かなくなるので、他社様には、是非、技術面・営業面と頑張って頂きたいところです。
かつてのシャワーヘッドと比較すると、グローエのように、少しづつお湯が体に当たる面が大きくなるように、ヘッド部が大型化してきています。
TOTOさんの魅力は、エアイン機能。
空気も一緒に取り込んで、心地よさと、節水を両立しています。
ユニットバス本体のみならず、どうしても気になるのは、付属設備。
こちらは、『バス乾』と呼ばれる、換気乾燥暖房機。
TOTOさんでは、【三乾王】という名前で、昔から出ています。
形状変化して、天井に対してフラット化していますが、フィルターが取り出しやすいか、他の溝部に汚れが溜まりやすいかを、入念に確認。
※私が190センチあるので、浴室の天井高が低く見えますが、一般の方には丁度良い高さですので、ご安心下さい。
洗面水栓・キッチン水栓・浴室水栓のデザインで、世界をリードしているのは、フランスのグローエ(現LIXIL傘下)だと、考えます。
常に、一部の商品を除いては、日本の各水栓メーカーさんは、真似をしているように見えます。デザイナーが、フランス・ヨーロッパの方は、良い意味で絶対的な力を持っていて、それに応えようとする技術者集団も意地があるようで、自然と美しい機能的デザインが生まれやすい土壌があるようです。
そうしたなかで、TOTOさんも頑張っているなと思い、洗面の立水栓を写真に収めましたが、私もついでに収まってしまいました。
洗面化粧台、朝のラッシュ時に、お父さん、娘さんに譲ってしまうこと、ありませんか?
私もご多分に漏れず、娘を優先してしまう。
(悲しきや、レディーファースト)
それを解消すべく、2台の洗面ボウルが付いたカウンター。
それぞれのボウル、水はねと、TOTOの営業さんに質問攻め。ごめんなさいね。
こちらも、本気なので。
機能部(便座部)をリフトアップさせた際の、掃除のしやすさ等を、こまめにチェック。
何故なら、取付け後に、不具合があった際に、お客様から、TOTOメンテナンスへ電話をする前に、先ずは私に電話が来て、その確認をして、TOTOメンテナンスとかけ合う作業を、4半世紀続けているためです。
一方、砥石は、タッチセンサーリモコンとニラメッコしつつ、『考える人』になっていました。
やっと見つけました。TOTOスティックリモコン。
明日、トイレの見積りをお出しするに当たり、一般のリモコンではなく、デザイン性・視認性の良い、スティックリモコンの最新版を確認したかったのですが、カタログ・WEB画像では、皆同じ角度からのものしかなく、安心してお薦め出来ないので・・・触って、使い心地を体験して、『これなら、いいな!』を、皆で確認しました。
スティックリモコンの裏側。
メインに押すボタンは、表面で充分。
裏側は、初期に、詳細設定をする場合、季節の変わり目に細かく変える時に、使います。
TOTOさんが、持てる力を出し切られたというタンクレストイレ。
たまご型をしています。
へえー面白い形状ですね。
見慣れないため、まだ違和感を感じますが。
便座も開いた時の写真。
男性も座って、『用を足す』の前提で、企画設計されているようです。
私は、まだまだ立って小を足すスタイルのため(女性には分からない、排泄感の自然さがあります)、これを使用する意欲は湧きませんが。
ただし、陶器の製造技術の高さはよく分かりました。
ヨーロッパ式の、便器と洗面化粧台が一緒の部屋にあるStyleは、まだまだ日本社会には馴染みませんが、浮いた感じの洗面化粧台(足元が入るので、洗顔等がしやすい)は、よい演出ですね。
たまご型便器もオシャレで、デザイン的には少し次の次元へ向かい出した感があります。
今回、お誘いいただいた渡辺パイプ様、TOTOの営業様、この面倒臭い連中を相手に、誠に有難うございました。