流石は本物志向の 鎌倉の方々

ただいま、横浜市旭区で、外壁の一部に、安全・安心な国産無垢の板張りを進めている現場。

このお客様は、元々本物を知っているだけに、前の工事業者に任せている間に、無垢材の外壁に塗装されてしまい、とても悔しがっておられました。

当社の提案と合致した結果の工事です。

昨日(6月30日)は、仕事で、江ノ電が走る鎌倉へ行きましたが・・・

鎌倉市のある地域では、やたらと外壁が板張りの建物が密集していました。

アトリエ風な、設計事務所系物件と思われる建物。

こちらも、おそらく高名な設計事務所がプロデュースしたと思われる住宅。

焼きを入れたのか、それっぽくされたのか、
いずれも、軒の出が少ないのが勿体ない。

先生と言われる大半は、案外と木材の性質を分かっていないようです。

昔からの建物と思われます。

元は良かったのでしょうが、オイルペイントで塗ってしまったのが、勿体ない。

設計者の想いが伝わる家。

でも、オイルステインを塗らなければ良かったのに。(他社の設計・施工ながら)

この地域のインテリゲンチャ―は、流石に木材という素材を大事にされている。
我々の地では、あまり見られない光景。

軒が出ていれば、もっと良かったのに・・・。残念でならない。

この地域の方は、木材を分かっていると同時に、緑に溶け込む自然さを、理解されている。

古都鎌倉は、文豪達も住まわれただけに、自然との共生を当たり前に、感じられている。
素晴らしい。

このお宅も、力が入っています。

自然とオーラが出ています。

新しいのに、新しくない。過去の遺産との融合で、新たな価値基準を作ろうとされている。

これもいいですね。

下部が窯業系サイディングなのが、勿体なく思います。

とても、すばらしい思考。

でも、勿体ないと感じてしまう。

この家も。

生意気なようですが、私も砥石も、修繕・リフォームばかりでなく、新築も、RC造、鉄骨造、混構造の新築・リフォームとやってきた末に、住宅に現生回帰しているので、経験はそれなりにあるので、つい、勿体ないという発言が出てしまいます。

アルミフェンスが当たり前の時代に、あえて板塀。

材料の使い方がいいですね。

もう少し柱を太くすれば、これほどよじれなかったのに・・・。

通風性は別として、デザインに優れた板塀。

でも、勿体ない。

棟梁の腕と、意地のかかった蛭子神社。

住宅は、神様の鎮座するための建物ではないので、ここまで豪勢に費用を掛ける必要性は無いと思いますが、ここに、次世代本物住宅のヒントが隠されています。

諏訪大社、建て替えピッチが少々早いですが、伊勢神宮内宮・外宮の建物は、使われている材料は超高級品ですが、シンプルかつ、高温多湿の日本には、極めて理にかなった建築物だと思います。

あれでは、神々も天から舞い降りてきたいでしょうね。

我々も、横浜を中心にもっと皆に、良き住宅を理解してもらうべく頑張らねば。

鎌倉街道 中の道 沿いの、当社3店に続き、鎌倉にほどなく近い戸塚店を出せたので、将来的には、‟いざ鎌倉”の想いで、鎌倉の神社・仏閣・味わい深い住宅から学ぶべく、鎌倉に店を構えたいものです。