私が29年かけて卒業式に臨んだ、駒澤大学歴史学科日本史専攻を、同じくそこを卒業した我が長男は、日本で10本指に入る、互助会の冠婚葬祭業に入社し、3か月ちょっとですが、そこの会社様の粋な計らいで、私達家族へ向けて、彼が作った生花を、わざわざ持ち帰らせて、私達家族に下さいました。
あの、輝竜が!
とても、嬉しく感謝するばかりです。
その会社は、名前を聞けば、『ああ、そこの会社に勤めたんだ!』と解るほど、古くから東日本に、居を張る会社ですが、その会社様には申し訳ありませんが、冠婚葬祭業・建設会社と、一見まるで違う畑ながら、お客様の事を心から考えて、先を考えてかゆい所に手が届く先輩会社としては、我が社(小川名建設)は、見習うべき点が非常に多く、長男が帰ってくるたびに、その会社の話を聞かせていただき、『商売優先でない、とても、素晴らしい会社だな。そこの経営陣・社員さんは、とても立派な方々ばかりだな。時には不条理なことも言われるだろうけど、それは、あなたを鍛える為にあえて、言ってくれているのだから、常に感謝の気持ちを持てよ!』と、話しております。
その会社から学ばせていただくことは、業界を超えて、非常に大きいものです。
会社名を出したいくらいですが、そこの会社様に悪いので、書きませんが、故人・残された方々に対して、極めて優しく、思いやりがありつつ、新入社員にも敢えて厳しく律する、大田区の会社です。
私は、48歳になりますが、『日々勉強』の気持ちで、その会社の良い所を謙虚に学ばせていただいております。
どうしても、おちゃらけてしまう私なので、
【花より、団子】をイメージして、みたらし団子を脇に添えて撮影しました。
私の経験上、入社して3年ほどは、褒められることも無く、休みも無く(当人からしたらブラックではないんです)、お金をいただきながらひたすら働くべきなんです。
【三つ子の魂、百まで】は、本当なんです。今時の若者は扱いづらい・・・よく聞くセリフですが、私からすると「新入社員に対して、甘すぎるんだよ!」。だから、60歳、65歳まで使えない社員を量産しているだけなんだよと、常に思っています。(個人の人権・福利厚生を考えすぎて、結果、それぞれが光り輝く素質を殺している)
旭区の建設会社で、同期入社の砥石も、私も、超スパルタ教育(本当の優しさ)で育ちましたが、そのおかげで、今の我々があると心から感謝している次第です。
その時に、その時期に、そのスパルタ教育から上手く逃れた方々(将来性が見出せなかったんでしょうね)は、やはり、同じ世代でも煮え切らず、「お客様本位」と、口では言いながら、「自分本位」の方々が多く、今現在、その方の残った人生がまるで見えない状態で、可哀想にしか思えません。落下傘(血筋)で、苦労知らずで経営陣になった方々も、残りの人生をどう生きるんでしょうね?
身体・心と厳しい時期を経なければ、やはりダメだと思うんです。
【社長なりにしか、会社は存在し得ない】
世を超えて、真実だと考えます。
長男の会社は、ますます発展することでしょう。ガチですから。
※唐突ながら、2019年4月末~5月1日まで、亡くなった長男のために、通夜・告別式で、株式会社くらしの友の社長様の真心のこもった言葉に、男泣きしました。社長の想いが社員・業者さんの隅々にまで、行き渡っていました。こういう本気さに触れたのは初経験でした。
経営者次第で、消失していく会社が、今後ますます増えてくるでしょうが、そこで甘い汁を吸いつくしてきた社員の方々は、今後、どうなるんだろう?
そんな事よりも、当社が無事に1年を迎える時期ながら、今、この瞬間に、どのようなビジョン、社員に対する本当の厳しさ・優しさを、先々の発展(悪い時もあるでしょう)を見据えながら、如何にその方々の、【輝き】に焦点を当てるか。
本人が気が付いていないかも知れない【輝き】の素質を、見出し、信頼し、任せられるか(その責任は私が取るという決意)が、大事なのだと考えます。
それが、まだ話せない【世のため】に、繋がっていくのだと確信しております。
そして、素早く【死】へ向かって次世代のために、捨て石になりたいと。
※残念ながら、あとさきが逆で、2019年4月に長男が先に逝きましたが、それはそれで、心ある方々への捨て石になります。
小川名建設株式会社
代表取締役 小川名輝明