当社には、3社の建具屋さんが協力会社として助けてくれていますが、
今回は、総務部長の床屋人脈による建具屋さんに、依頼しました。
今回は襖の張替えだけを依頼しましたが、この専務さん、根っからの職人さんで、40年弱経過した建物(構造体の木材がねじれていたり、反っていたりしているのが事実)に、合わせて、建込み(入れ込み)時に、一緒に、建具の調整を勝手にしてくれました。
『mmm・・・こんなところかな』と。
日頃はとても優しいのに、現場では非常に真剣な眼差しで。
カンナで削り、建具を調整してくれています。
お客様も、見惚れて、当人は逆に恥ずかしがっています。
奥様も一緒に、観音扉の吊り込み作業。
何だか、田舎っぽくていいですね。
二人はこの現場をシッカリと収めてから、熱海まで、建具10分作業の為だけに走っています。
(こういう職方さんの陰の力で、建設業界は成り立っています。我々が表面には出ますが、彼らが良い施工をしてナンボです)
その道のプロの仕事は、いつ見ても恰好いいですね。
時期社長!頑張ってますね。
床柱際の、観音扉も無事に建て込まれ、取っ手が、錆び始めていたので、サービスで取り換えてくれました。
そういう、ちょっとした【気】の遣い方が、あとあとに響くんですよね。
ありがたや。
戸襖は、敷居が反っていたために、ノミまで持ち出して寸法調整。
そこまでの要求はしていないのですが、【職人気質】なのでしょうね。
自分の仕事に、後々まで責任を持ちたい、お客様に喜んでいただきたいという想い。そして、近頃この地区で忘れ去られ出しているプライドなんでしょうね。
良い職方さんに恵まれて、我々も幸せです。
最後は、召し合わせを確認して、隙間なく閉まるかどうか確認しています。
安ければいいやの建売り系・忙しいから技術以上にスピードばかりを求められている系の時代において、私達はこのように自分の仕事にプライドを持って取り組む業者さんに手伝っていただき、また応援し、お客様には自信を持ってお薦めできること自体が、とても嬉しいです。
皆して、気持ちよく、途中も終わりも気持ちよくお引渡し出来るのが、心からの想いです。
仕事自体が少ない 地方とは一転して、仕事に追われている横浜に、忘れかけられている、【本物の技術・伝統】を、お求めやすく皆様へお届けしていきます。そうして、横浜の建築を変えていく所存です。コツコツと。