旭区の高台鶴ヶ峰本町で、リビングを畳敷きからフローリングにリフォームしたいとのご依頼を受けました。柴犬ちゃんと暮らしているという事もあり、舐めても安心、化学物質を含まない天然素材の唐松無垢板フローリングをお勧めしたところ、快くご採用いただきました。
まずは畳の撤去。
畳の部屋はその厚さ分だけ下地が下がっています。その厚さを利用して新規フローリングを施工します。
最近では薄い畳を敷き込んでいる場合も多く、その場合は下地も断熱材も入れられないのですが、こちらでは55㎜のしっかりとした畳でしたので問題なし!
唐松のフローリングの厚さを考慮し、下地(根太)を組み込みます。
元の床が必ずしも平らではない為、この段階で高さを調整します。(写真では全くわかりませんが・・・)
床と同様、壁も真っ直ぐとは限りません。
新築の場合は床をまず張り、その上に壁を仕上げていきます。
ですが今回のように壁に合わせて床を張る場合、すき間なく仕上げる為に微妙な調整が必要です。
カンナを使って唐松フローリングを削っていく大工さん。暑い中、汗を流しながらとても繊細な作業をしていただき、ありがとうございます。
無垢の板は、おかれている環境によって伸び縮みします。
よって、夏場は湿気を帯びて膨張しているので密に、逆に冬場は乾燥して収縮しているので多少すき間を持たせて張っていきます。
写真は最後の一枚を張り込んでいる様子。
これがまた一際気を使う作業です。壁も板も傷がつかないように、尚且つ、すき間無くぴったり納まるように、ゆっくりと丁寧に叩き込んでいきます。
張り込み完了後、最後の仕上げは美しき小川名建設女性陣によるワックスがけ。
安全安心な無垢板には、同じく、舐めても安心な蜜蝋ワックスを塗り込んでいきます。ハケでさぁーっと・・・というわけにはいかず結構大変な作業。
だけどこのワックスを塗り込むと、また一段と木目が際立ってくるのです。
猛暑の中、美しさを求めてもうひと頑張り!
そして・・・
完成!
上の写真と比べても一目瞭然。
唐松の美しい木目が金色に輝き、なんとも言えない暖かみを感じます。
実際、合板フローリングと比べても非常に暖かく、さわり心地もサラッとしています。湿気の強い夏場にゴロッと寝転んでもベタ付かず、とっても爽やか!
お客様にも柴犬ちゃんにも大変喜んでいただきました。
我々のご提案を快諾していただき、感謝しております。