先ほどのブログにも書きましたが、雨が降っていても、外で出来る作業があります。
工事後の【雨漏り試験】です。
鉄骨造ゆえに、地震の際に揺れて振動を逃がす構造体ですが、その分、ALCの割れ・サッシまわりのシーリング等、雨漏りしやすいという特性を持ち合わせています。
今回はその修繕工事をした後の【雨漏り試験】
鉄則として、下の方から水をじっくりと掛けていきます。(どこが雨漏りの原因か分からなくなるため)
住宅用の既製品サッシと違い、お値段は高いのに、製作物のため、逆に雨漏りしやすい箇所でもあります。
今回は複合的な雨漏りでしたが、このサッシ本体(シール部を中心に)に、容赦なく水をかけ続けます。
水を掛ける人間と、室内で雨漏りするか確認する人間とで、ずっと携帯電話で連絡し合いながら。
部長が内部確認をしていましたが、最後に私が全てダブルチェックして、施工した箇所の雨漏りが止まったことを確認しました。
身長190センチのデカい体なので、内部の機材等を壊さないように、細心の注意をしながらも、奥の方でも潜り込んで確認。
3時間半ほどかかりましたが、あ~、良かった。
雨、止まった。
これで、足場をばらすことができます。
(台風が多かったので、それが来ての様子を見たかったのですが、運は良いのですが、関東地方には、台風が直撃せずに、人為的に台風時に、あらゆる角度から勢いよく吹き付けるように、入念な水掛けが重要となりました)
役員・社員の方々、お待たせいたしました。
余談ですが、埼玉県以南の関東地方は、建設業界においては、とても恵まれていることを痛感しなければなりません。
2年ほど、日本海側に本社を持つ会社に勤めたことがありますが、日本海側は雨が多く、冬場は雪により作業が限られ、さらに、気温が低いと、コンクリートの打設・塗装・防水と、品質を保つための所定気温に届かないと、作業が出来ません。
この点において、神奈川県を中心とした南関東地方で建設の仕事をさせてもらっている点、南関東地方に住まわれている方々が、とても恵まれた環境にあることは、間違いなく、同時に感謝に耐えません。