【結果】の出ない会議体、他人の時間を奪う集まりは、極力減らしたい

これまで勤めてきた経験から、私はこう考えます。

・【結果】【結論】が出ない会議体は、時間の無駄。
一年365日のうち、純粋に【実行】として働ける時間は、案外と少ない。その上さらに、結果・結論という前向きな成果を得られない会議体は、時間がとても勿体ないし、モチベーションも下がる。それならば、昼寝をしていた方が良いくらい。
一方で、非常に重要な案件を皆で話し合わなければならない時は、臨時会議を大いに設けたい。
また、【内部コミュニケーション】を常にはかり、お客様・職人さんへの対応に関しては、考え方を共有したい。それは、馴れ合いの民主主義ではなく、プロジェクトにおけるリーダーの強権(時には)と、個々の意見を真摯に受け止めた民主主義との、両立。

・また一年を通じて、慣例として様々な集まりがありますが、時には打ち解け合う場も必要ながら、それぞれに各社への【集まり】に行かなければ、ハブられる傾向も見受けられる【集まり】ならば、その分、自分達の仕事に勤しむか、自分自身への休養時間、家族がある方は家族との団らんに極力、時間を割いて欲しい。

立場が上がれば上がるほど、一週間内でも様々な会議体、付き合いとも取れる集まりに参加する機会が異様に増える。気がつけば、週の内、実質的仕事をしたのは、2、3日も取れれば良い方かも。週休2日制がキッチリしている会社ならば、5日間、祝祭日・有給休暇と多いことを考えると、一週間7日のうち、実質的に働けているのが、述べ2日間だとしたら、これほどの時間の無駄遣いはない。会議は踊る場所ではないと考えます。

かつての農家・牧畜業の方々と比べてみると解りやすい。縄文時代末期から、日本人の基本は農業。そこには、土地があり、作物があり、牛さんや豚さんがいて、それぞれに休みなく育っていく。少しでも実質的な作業を怠ると、自然は素直に、人間に厳しい姿を見せてくる。土地とともに暮らし、土地から食い扶持をまかなってもらっている以上、土曜日や日曜日は存在しない。作物や動物と一蓮托生。その中で、お天道様が昇って暑くなる前に、早朝から作業をし、昼寝をし、また涼しくなりかける頃に、作業をする。電気炊飯器・洗濯機が無いから、それらの労働は今よりも多くの労力。夜は暗いから、とっとと寝る。精ある夫婦は、夜の仕事を愉しんでいる。
そこには通勤という概念も無い。すぐそこが働き場所だから。早寝早起きで、リズムある生活。それでいて、動植物の育っていく様は愛おしいことでしょう。手を入れれば入れるほど、結果が帰ってくる。一方で、神社を中心のお祭りにも精を出し、ひと時の楽しみが今以上に大きいものだったと考えます。

余裕の時間が増えたことが悪いと言っているのでは無い。その分、やる時は必死にやらねば、今は貧困ながらも頑張っている外国の方々に、あっという間に追い抜かれて、国家(組織)が衰亡していくのは、歴史的にも証明されている。