台風で飛ばされてしまったアクリル屋根。
先ずは取り外し。
すべて取り外して、
材料代をお安く、そして発生材処分費(新品の製品の残り部は捨てるためにお金がかかる。さらに、環境にも負荷がかかる)を、抑えるために、長物をカットして、丁度良い長さにすることにより、お客様の負担も、環境への負担も減ります。
以前のアクリル製波板から、雪害・紫外線に強いポリカーボネート製の波板に。
アルミ製テラス屋根の弱点は、取付けフックが樹脂製のため、経年変化により、弱くなってしまう。
また、今回のような強風にあおられれば、同様の被害にあうことは、充分に考えられるため、当社では、お客様が了承して下されば、樹脂フックとめ と共に、木製横桟を入れさせてもらいます。
そして、木部にWAKAI製のステンレス製連結傘釘。
フックと共に、このように、ステンレス釘で、補強を掛けながらとめていきます。
市販されているテラス屋根は、あえて強風時に頑張り切らないで、ポリカーボネートが飛ばされてアルミ部材を守るように設計されているようです。
同時にずっと不満なのは、横樋に当たる部分が、木の葉や土で詰まりやすく、さらに、竪樋へ流れる家庭へのフレキシブルな樹脂樋が、脆弱すぎる点です。ここを改善したメーカーが後々、我々施工側の信頼を受け、選ばれる要因になるかと思っております。
私が取り付けようかと考え、見積もっていましたが、やはりその道のプロの方が、間違いが無いと思い、さらに金銭的には損失ながら、お客様へ良い施工をお届けした方が自信を持って引き渡せるので。
水平をとり、お客様が毎日使う物干しを、気持ちよく使っていただくように。
LIXIL(エクステリアでは、旧トステム+TOEX)の商品を、お客様の身長に合わせた高さに、無事取り付けました。
物干しは、私もよくお薦めする、川口技研のホスクリーンも良いのですが、基本的に、壁付け(外壁に取り付けるタイプ)です。
洗濯物を干された経験がある方ならご理解いただけるでしょうが、やはり、テラス屋根があれば、吊下げ型が、一番使いやすい。
ややもすると厄介な物干竿も、邪魔だと思うことなく洗濯物を干すことが出来ます。