普通は、見ることのできないシール工事

メッシュシート・足場が足りない(人出も足りない)なかで、やっと昨日には、メッシュシートが全面張れた、旭区川井地区のビル。

メッシュシートが張れるまでは、シール(コーキング)の打ち替えは、危険なため、低い箇所だけにしてもらい、シール増し打ち作業の箇所を中心に行ってもらいました。

窓廻り、ドア廻りのシーリングは、現地調査の結果、隙間が生じており、打ち替えなければ、今後、雨漏りの可能性が高いため、専用のカッターで丁寧に。

基礎廻りも、雨水を受けやすい箇所なので、打ち替えです。

それなりに力を入れて行う作業なので、高い場所はやらせられません。

4半世紀前から、ずっと若いままで、笑顔の素敵な職人さんです。そして、何より【腕】が確か。

こういう職人さんとは、それぞれに属している組織が変わっても、個人的に付き合ってくれています。金銭面で折り合いが付かないからという理由で、外されてしまうケースが多い中、私はこういう方々を心より尊敬しているので、多少高くても、こちらの利益が多少薄くなるだけなので、【上手い方】に、依頼し続けております。こういう方々が当社の財産です。

古くなったシールで、すぐに、段ボール箱がいっぱいになります。

ALC目地用の基材と、硬化剤。(ペンギンシール)

不思議でしょうが、缶の上にのっているアルミ袋に入った方が、基材(メイン剤)。

缶の中身の方が硬化剤。

逆に感じますよね。

硬化剤の中に、基材を入れて、クルクル、時間がくると、反対にまたクルクル。そうして充分に攪拌し、むらなく混ぜ合わせます。

かなり、綺麗に交ざりました。

これを、専用のカートリッジに入れて、コーキング打ちをしていきます。

量が圧倒的に多いので、ホームセンター等で売られている、コーキングでは、間に合いません。

プライマー(接着剤)をしっかり塗り込んで、コーキングを打ち、彼らご愛用のヘラ(何種類も持ち合わせています)で、サクサクと気持ちよく仕上げていきます。

ALC縦目地は、悪い箇所を除いて、まだ弾力があり、亀裂も無く、塗装替えが初のため、溝が深かったので、増し打ち。

あっという間に、この面の縦目地部は、作業終了間近です。

日頃は、このような状況を、お客様はメッシュシートがあるため、見ることが出来ません。ある意味、シッカリと施工していることを、見てもらえました。

お客様が出入りされる箇所は、上部から落下物が仮にあっても当たらないような措置を取り、ついつい触ってしまいそうな箇所は、【シール材打ちたて注意】の張り紙。

本日は、雨の予報だったため、作業には入らず(シール打ち時に、雨は大敵)、明日からまた作業です。

休み時間は、帷子川を眺めながら、昔の捺染工場が多くあり、【凄い色だったよね】【それが今ではこんなに綺麗になってね】
【あの、裏に、ウナギが居そうだな】【あれ、アユの群れだよ】と、職人さんも少年の心に戻って、話をしていました。