鎌倉で初詣といえば、鶴岡八幡宮。
しかし、その陰に隠れて、霊験あらたかなのが、【佐助稲荷神社】
場所でいうと、銭新井弁財天のすぐそば。
少々、湿気が多いところにあるため、ご覧のように、見事に苔むしています。
【出世稲荷】とも言われ、このご縁に叶った方々から無数の鳥居が奉納されています。
振り返ると、こんな感じ。
関東地方では上野の花園稲荷様が鳥居の数で有名ですが、以前よりも鳥居の数が増えています。
ここの参道手前に、【佐助稲荷神社下社】。比較的明るい土地にあります。
ここに、書かれた案内板が、その霊力を物語っています。
要約すると、この佐助稲荷神社は、源頼朝公が再建された古社。
御祭神は、宇迦御魂命・大己貴命・佐田彦命・大宮女命・事代主命。
源頼朝公が、伊豆の蛭ヶ小島の配所にて、平家討伐を日夜念じをりし折、稲荷の大神気高き老翁の姿にて夢に現れれ、挙兵をうながし、その時期(タイミング)を啓示された。
源頼朝公は、天下統一の礎を固めたあとに、稲荷神霊のご加護の感謝し、畠山重忠に命じ、佐助山隠れ里の霊地を選び、社殿を造建したところ、人々の信仰きわめてあつく、出世稲荷として、その名前は関東一円に拡がった。
さらに、13世紀中ごろ、鎌倉に疫病が流行った際に、薬草を生じしめ病苦の方々を、ことごとく癒された。
それ以来、神威はさらに輝き、商売繁盛、病気平癒、大漁満船、学業成就の霊験顕然となった。
この下社の右側(山寄り)には、縁結 十一面観音(縁結 十一面観世音菩薩)が大切に祀られています。
縁起によれば、良縁に薄かった姫(赤松幸運)が、この世の若い男女に良縁があることを祈りつつ彫られた十一面観音。
相州佐助稲荷神社の入口は、極めて簡素。
何度か伺っていますが、かつては忘れ去られtかのような感がありましたが、若い女性、頭の良さそうな西欧系の方々の参拝が増えています。
近くの物質文明あからさまな【銭】よりも、もっと精神的なものを求めて来られている匂いがします。
本殿は、狐様で、びっしりと。
失礼ながら、本殿を裏山からも拝めます。
いつも、大事にしている御守。
裏側も、シンプルでいいでしょ。
鶴岡八幡宮へ行き、次に何処へいくか迷ったら、ここ佐助稲荷神社へ行かれてみて下さい。