江の島参りの折には、遊行寺も

*今回の記事は、長男・輝竜が担当します。

←【写真】遊行寺本堂 (wikipediaより)

以前、「江の島 児玉神社の現状」の記事を書きましたが、今回は江の島へ行く折には、合わせて訪ねていただきたいお寺をご紹介します。

我が家でも熱く盛り上がった、箱根駅伝の名所である「遊行寺坂」。その名の通り、坂の途中に遊行寺というお寺があります。

こちらは、鎌倉時代の僧・一遍上人を開祖とする時宗の総本山で、正式には「藤澤山 無量光院 清浄光寺」といいます。
一遍上人は、「南無阿弥陀仏」の念仏を踊りながら唱え、俗世間を離れて全国各地を巡り修行する「遊行(ゆぎょう)」をしながら民衆に念仏を広めていったといいます。

この遊行という布教方法は、私が尊敬する行基菩薩や弘法大師の系譜を引くとされています。  

←【写真】遊行寺日限地蔵尊 (遊行寺HPより)

大きく広がる天空に翼を広げているような本堂を眺めているだけで、仏様の優しさに包まれている感じがします。

そんな本堂向かって右に、小さなお堂があります。
こちらには、「日を限って祈願すると願いが叶えられる」とされている日限地蔵尊が安置されています。

日限地蔵尊は、全国各地に存在していますが、神奈川県ではこちらの遊行寺と横浜市港南区の八木山福徳院が有名です。
また、遊行寺のお地蔵様は「少病少悩(病が少なく悩みが少ないように)」の御利益もあるとされています。

遊行寺坂付近の道路は、東京や横浜方面から向かうと土日祝日には大変混雑しますので、休憩も兼ねて訪ねてみてはいかがでしょうか。

最後に私事ですが、しばらく江の島児玉神社に参詣できていないので、近々参詣しようと思います。その折には、児玉神社拝殿修復状況の記事を上げますので、宜しくお願いします。