当社担当のクリナップの営業マンが、やってきました。
納まりの難しい現場では、すぐに自ら足を運んでくれます。
乗ってきたクルマも、軽のスズキALTO。
(お客様が憧れのキッチンを購入するために、日々倹約してお金を貯めている方が多いなかで、当然自家用車も、小さなクルマや古い車を乗っているところへ、高級車で来られると興ざめしてしまいかねない。こういう謙虚な会社はいいですね。自分用に何を乗ろうと自由だけど、仕事の場ではね)
当社が、創業してからまだ1年半で、クリナップでは、まだコルティーしか注文していない。
(でも、今のコルティーは、かなり完成度が高いです)
以前は、クリナップのキッチンでは、S.S.(後継品はセントロCENTRO)か、クリンレディー(後継品はステディアSTEDIA)しかお薦めしなかった。
同時に、たくさんの方々にご購入いただきました。
クリナップは、キッチン専門メーカーとして、ステンレスキャビネット・主婦目線で細かい所までこだわり続けていましたが、
このラクエラ(rakuera)が、最初に発売された当時は、それらの機能性・デザイン性を見た感じの私の中では、選択する要素がまるでありませんでした。
他の住宅設備メーカーが、キッチンにも本腰を入れ始め、機能・デザインがそこそこで、とにかく安売りしだしたため、仕方なく、対抗商品として発売せざるを得なかった感がありました。
薦めなかったもう一つの理由は、様々な必要と思われるオプションを加えていくと、クリンレディーとあまり金額差が無くなり、結果、お客様の後々の満足度は下がっていく一方だから。
他の営業・設計者は、それを話しても、意に介せず、私のなかでは、常に???
あなた達は、お客様の将来にわたっての満足度を考えないのか?
とりあえず、売れれば良いのか。会社の利益が出しやすい商品だからか?
正直、そういう設計者は信用ならず、社内では、よく言い合いをしていた。
上層部からのジャッジは、当然、利益が1円でも多い方に。
だから、余計に、ラクエラだけは売った経験が無かった。貧弱なデザインだったし。
それから時間は経過して、今回2月にモデルチェンジ。
クリナップが誇るステンレスキャビネットにこだわらなければ、デザイン性も高くなったし、配管位置の変更なしでリフォーム可能(配管やり直し代が、浮く)とのこと。
近日、ラクエラを分解し・隅々までチェックに行きます。長年お世話になった横浜ショールームさん、待っててね。嫌でしょうけど。(クリナップのお客様対応はピカイチで、特に横浜SRは。皆予想通り、出世されている。営業・ショールームレディーに、『小川名さんは身体が大きいので、ユニットバスが小さく見えて、営業妨害にあたるので、お客様の前で、浴槽に入ってはいけません!』と、からかわれていました。半分、本気。)
隠れた名商品のユニットバス アクリア バス(AQULIA-BATH)も忘れてはならない。
先ほども触れた、クリンレディーはステディア(STEDIA)にモデルチェンジしています。
このNEWSに触れたときは、本当に驚きました。
クルマで例えると、ある程度の年齢の方は、シルフィーと言っても何それ?の方が多いと思います。510や910を出して名車ブルーバード(ブルーバード シルフィ)の後継車種です。
ティーダは、ある程度認知度があるでしょうが、今は販売さておらず、元はサニー・パルサー(カローラ・スプリンターとのライバル車だった)。
この辺りから、ゴーン体制、フランス政府が筆頭株主のルノーの謀略の伏線では無いのかと、常に疑って止まなかったですが、いずれにしても、ブルーバードとサニーのブランドを無くしたことは、日産の社員すらも苦しい想いだったと思います。本当に日産はバカなのかと思った。腹が立った。今も思っている。大好きだから。仮に私が日産のCEOなら、即復活させ、ブルーバードと、サニーをかつてのラリーやレースで戦える戦闘力と、実質的機能性を持たせて。
新たに発売されたNOTE(ノート)は、大成功をおさめていますが、かつてのブランドを変更するって、かなり危険な賭けなんです。
クリナップ、さて、発展的なブランド変換になることを心から願います。1ファンとして。