当社の向かいには、【鈴木家長屋門】

昨日、中沢・東希望が丘・笹野台・三ツ境と廻った帰りに、瀬谷区阿久和東にある【長屋門公園】をご紹介したので、

片手落ちになるので、本日は旭区今宿西町にもある長屋門。【鈴木家長屋門】を。

運が良いことに、我が家のお向かいさんで、ご近所付き合いさせていただいている方が、所有されていらっしゃいます。

建物腰下部は無垢の木製羽目板、上部は漆喰壁とデザインのバランスが素晴らしい。

横浜市都市整備局によの情報によれば、間口は、柱の中心から中心部の寸法で、8間(14.544m)、奥行きは3間(5.454m)もあります。

正面からは、私のコンパクトデジカメでは左右がおさまりきらなかった。
正倉院みたいな雰囲気を持った、江戸時代末期の建物。

このお宅、大きすぎて、我が社が、ここからは見えない。つい最近までは、三ツ境の笹野台から、この土地を通過して、緑区三保町の梅田谷戸まで、ご自分の敷地だけを通って行き来できたと、よく耳にします。

屋号は、【世古丁・よこちょう】さんで、伊安宿村の名主をされていた旧家。
平成27年2月25日に、90件目にあたる横浜市の歴史的建造物に認定されている。

立派な佇まい。

(門の中は鈴木さんの家なので、入れません)

柱が物凄く太いとかではなく、均整が取れたデザイン、そして大きな軒の出が、堂々としたイメージを与えてくれます。

左右対称(シンメトリー)では無いところも、にくいですね。

キクイムシに喰われて穴が、目立っていただけに、横浜市の歴史的建造物に認定されて保護対象になったので、安心しています。

豪華さが無いところが、東国らしい。一方で、飾り格子の出窓全体の形状が美しい。

この長屋門の白い柱は、平成五年三月に、【旭区観光協会】が、建立されています。

懐かしい名前が出てきたな。

長屋門という名称の通り、両脇は長屋形式の貸家となっています。

今、住んでいたような気がしますので、静かにご覧になられて下さい。

また、この鈴木さんは、とても地域の方々のことを大切にされていて、お寺の建て替え時に寄付されたり、葬儀で良くお会いしておりますが、義理人情を大事にされています。
(そういうご恩を周りも解っていて、変な虫が近づかないように、まわりの方々も見張ってくれています)