あっ、今日開幕だ!早く帰ってTVK

あれっ、ハマスタ特有のの逆三角形ライトが、灯り始めている。

いつもより、人が多いし、ユニフォーム姿の人間がたくさん・・・

そうだった。今日は大切な開幕だった。

横浜市役所での話を、とっとと切り上げて、税理士の先生にも、帳簿を素早く渡し、電気屋さんとの打ち合わせ、残る集金と、トラックの片付けを早急に終わらせ、TVK(野球観戦には、テレビ神奈川・プロ野球がいつも映る、有料テレビを入れるだけの余裕も無いし、入れたら毎日、横浜ベイスターズ観戦で終わってしまう)

パン工場乃が美も、売り切れてるし、

大好きな中華街も横目にスルーして、

2020年のオリンピック開催に向けて、先ずはライト側ウイング席も完成し、(オリンピックまでには、さらに拡大し、35,000人が入るボールパークに・横浜スタジアムは、大都市の一等地にあるにも関わらず、3万人も入らなかった。弱い時期には、それでも空席だらけだったけど)

さて、一通り終えたと思いきや、今日お話をいただいた見積りに専念し、
振り返ってテレビを見ると、6回表、2アウト2塁で、フルカウント。

我が後輩の今永ちゃんが、ちょっとピンチの顔。

心配そうに、それでいて落ち着いた表情の我らがラミちゃん。(あ~、今年もラミレス監督の采配で野球が見られるんだ)

『あっ、入らなかった』

そこへすかさず、

おっと、番長が、ブルペンから、マウンドへ。

三浦に交代か・・・。

違う違う。今年から彼はピッチングコーチ。絶妙なタイミングで。

ランナー1、2塁。

ここをこらえられるか。

ここまで、0点で抑えてきた今永ちゃん、何とか抑えきれ!

よし、この球なら打ち取れる。

よっしゃー!

頼もしい。

久々に、気合いが感じ取れる主砲筒香。

この回は、残念だったけれど、今年は本調子を出してくれそうな予感。

今年も、相変わらず、『打つぞ』オーラを隠しているプーさん(宮崎)。

ロペちゃんも、とぼけた顔して、シッカリと打率をコツコツ稼いでいる。
今年も彼らをみられるのか・・・幸せだな。

7回裏。今永。
見入って、写真どころではありませんでしたが、彼が先ずはやりました。

粘って、難しい内角低めをレフトに流し打ち。上手い!自ら均衡を破るヒット。
(打者としても上手かった三浦大輔に何か言われただろ・・・あとのヒーローインタビューで、やはり番長に、言われたと告白していた。彼のDNAを引き継いでるじゃん)

ホームに戻ってきて、8回も投げる用意。

そして、今年は獲物を狙うようなオーラが出ている筒香が、2点タイムリーで、今永の力投と打席を無駄にはさせなかった。頼れる男だ。

自分できっかけを作り、自分自身で踏んだホームベース。嬉しそう。

横浜ファンらしい、歓び方。

負けが多かった暗黒時代をも、チームが解散することも無く、横浜市内でも、阪神ファン、広島ファンの方が多いんじゃないかと思える空気の中でも、絶滅することなく、ファンをやめることもなく、ひっそりと棲息し続けただけのことはあります。

他チームの、好プレーも拍手して喜べてしまい、ヤジることも滅多にせず、呑気と言うか、軟弱っぽい感を出しているけど、実は一番、芯の強いファンなんです。13連敗とかなんて、あまり驚かないだけの免疫力が高すぎる。ある意味、ゴキブリちゃんより、生きる力は強いかも。

結局、8回を無失点、11奪三振で、守り切ってしまった。後代に語り継がれている【牛若丸・源義経】的イメージの今永。

今年の開幕は、やる気と実力が上手く噛み合っている。

アレックス・ラミレスは、8回もまだまだ、点数をたたき出すつもりの目をしていた。

それにしても、ウイング席が出来た効果は高いな。

選手へ届く応援の声が大きくなった。

佐野恵太、打つ目をしてる。

横浜なのに、非常に田舎っぽい感じの応援。いいでしょ。横浜ファンって。かなり、敷居が低いです。楽しめる方なら誰でも歓迎しちゃいます。おそらく12球団で一番でしょ。

私のように、記憶力が悪く、今の選手の成績がどうのこうのまるで知らなくても、イメージ(雰囲気)で応援しているけれど、ずっとファンを名乗っていられる。他の人に強要はまるでしないし。

おっと、流した。

引っ張る打球も好きですが、無理なく良い感じのところへの流し打ちも、もっと大好きかも。センスが必要だから。

それにしても、かつての中日の堅い野球も見応えがあって、非常に楽しかったんだけどな。やはり、井端・荒木の守備は美しかった。打撃も、2人してセンスの塊なんだよな。
(イチロー・高木豊みたいに、何でもやってしまう、やろうとする人間格好いいな)

やはり、抜けた。

点をこれ以上上げられないから、前に守っていたがそれ以上のバットコントロール。
素晴らしい。

いや~、皆嬉しいね。気持ちよく抜けると。そして追加点。

そして、8回はまだ終わらず、

出た~!

筒香の開幕アーチ。

入った。入った。

鋭い弾道のホームラン。

筒香はここで、場外ホームランを見せてくれたが、今年からはその高さがある。
しかし、それをも上回って、5本位は場外見たいな。

横浜ファンの方が、『信じられない!』といった感じ。それが、横浜ファンの安定感。

それにしても、かなり、角度と高さが出ましたね。
オペラ劇場のように、数階に分離しているのではなく、青空のもと、一体感のある造り。ハマスタさん、流石に解ってますね。

神宮球場もそういう意味で好きですが、すり鉢形状の角度が強い横浜スタジアムならではの、皆友達感がいいんです。
(すいませんが、TOKYO DOMEに一度行って、それ以来ドームへは行かない。何か不自然で、圧迫感、閉塞感、残響音、そして、空気が生きていないように感じるので。嘘だと思うなら、ハマスタへ来てて比べてみよう。気持ちいいですよ。近頃、席取りにくいですけど)

横浜の選手たちは、仲が良くて、見ていて本当に気持ち良い。

なんか、いじわるな感じがまるでしない。
イヤミもまるで感じない。
『素』な感じが、ファンの心を掴むんでしょうね。野球素人の人間こそ、この雰囲気がより分かると思います。そして、あなたの居場所もある。

最後まで、今永に投げさせてあげたかったけれど、『勝ち』に行くべきため、打線を止める訳にもいかず、打者交代で降板。

横浜の守護神、山﨑康晃登場となり、一番の盛り上がり。

すごいでしょ。比較的おとなしい横浜ファンにしては。

時々、取れる試合を壊してしまうこともあるけれど、佐々木大魔神の再来とラップして、彼への期待度は非常に高い。

まだ、開幕戦だし、8点差だから、苦しみながら1失点で、何とか試合を締めました。

山﨑ちゃんは、ポテンシャルが高いので、この1年、期待しています。頼みます。

当然、ヒーローインタビューは、この二人。

横浜ベイスターズのヒーローインタビューは、いつ見ても、他のチームのように、感情の表現が上手くなく、逆にそこが私は、世間ずれしていなくて好きな所でもありますが。

 

照れ屋さんなのか、筒香は、大抵おちゃらけていますが、今年は真剣度がどうも違うようで、これまで使って来なかったような真面目な言葉を多用し、新たな領域に入り始めたのだと感じました。また、今年も愉しみが増えた。

この凛々しくも、可愛さの抜けない若きエースは、綺麗な顔立ち。そして本当に真面目です。

どこから、あのパワーが出てくるのか、不思議になります。

8回裏のヒットのことを聞かれ、さすがに笑顔を隠すように、番長から、『お前が打ってこい!』的なことを言われたらしい。

そして、番長三浦のように、打撃もできる投手になりたいと、心強い言葉も。

これが叶えば、セ・リーグホームでの戦い時に、かなり有利になってくる。DH制のパ・リーグからすると、こういうピッチャーへも手が抜けなくなり、日本シリーズもさらに面白いものになると思います。

最後に、観客席に向かって『Ⅰ LOVE YOKOHAMA』と。

以前から感じていますが、イマイチ盛り上がらない(ヒーローと観客席との一体感が薄い)。
横浜なんだから、
『やるじゃん、YOKOHAMA!』に、変えてみてはどうでしょう。私達は、とても自然に発しやすいのですが。タオルグッズは売れなくなるでしょうが。

あ~、久々に面白かった。