本日、愛すべき長男輝竜が、1年とちょっとだけ働かせていただいた、株式会社 くらしの友様の重役陣が、今後の手続きのために、わざわざお越しいただき、こちらのその後の気持ちを汲み取っていただきつつ、彼が短いながらも愛して通い続けた【くらしの友】様皆様の愛情を頂戴いたしました。
亡き長男に教えてもらった大きな事実があります。
それは、移ろいゆく時代、人間関係が希薄になってきた今こそ、‟ともに生きる”という当たり前の気持ちを持ち続けることが如何に大事かということです。
【利己】に相反するように、当社が【世のため】と掲げていること以上に、社長様が日々考えているだろう【利他】の想いを、この組織の末端にまで一途に、実践して下さりました。
イエス・キリスト様、お釈迦様が、その他多くの偉人の方々が、【利他・施し】の大切さを、現代まで消えることなく残してくれましたが、利他は、無償の愛ながら、巡り巡って自分に返ってきて、結果【利己】となる。当然、利他をしている活動自体が同時に、利己を満たしてくれてもいるように思います。
彼が亡くなった際、病院へ部長様みずから彼を迎えに来て下さり、センター長様がわざわざ我々の担当をして下さり、彼も後ろ姿を追った館長様が司会進行を含めまとめられるチーフ様が対応して、感動の見送りをしていただき、湯かん・生花・仏壇、その他多くの社員様、関連会社の皆様様の温かい気持ちに触れることができました。
どれだけ素晴らしい会社に勤めていたんだよ。と、家族全員の総意であり、そこで力いっぱい働けたことに、【有難さ】が心を大きく占め、同時に彼を亡くしたことで、ややもするとオカシくなりそうな衝動を支えて下さりました。人生最後の儀式を美しく施行していただくことは、当人への弔いであるとともに、残された家族が今後生きていくうえでの、極めて重要な転機と痛感致しました。
通夜・告別式と、お忙しい中、社長様みずからご出席いただき、とても心に響くお言葉を、さりげなく頂戴しました。
まさしく、この社長にして、この組織ありです。
くらしの友様の企業理念を見返しました。
【私たち、くらしの友は、お客様一人ひとりと こころを分かちあう存在として、人生の節目を豊かに彩る「感動」を提供し続けていくことを約束します】
このコミットメント(宣言)通りの立派な組織でした。
本日、お越しいただいた管理本部の方にも、本心を言いました。
やり直せるなら、この会社に就職させていただきたいと。
たかだか49年間しか生きていませんが、自分よりも先に子供を失うという悲しみに、一番辛いと感じたと同時に、これだけ多くの、無償の【利他】という想いに助けられたのも、一番の経験でした。当然、他の方々からも、最上の利他を頂戴いたしました。
この場を借りて、お礼の言葉を言わせていただきます。
誠に有難うございました。