近頃の出窓の屋根は、防音のために断熱材が充填されているケースが多いですが、以前のものでは、トタン(ガルバ)屋根に叩きつける雨音が、室内に漏れてきて、寝苦しいものがあります。
そこで、
航空機の塗料・自動車防音用塗料が有名で、創業90年の歴史を誇る、日本特殊塗料株式会社さんから、建築部門でも、【オトナシート】という優れた製品を技術移転・発売してくれています。
現地の実際寸法を測って、オトナシートを裁断。
出窓屋根接着面を、キレイに清掃。
三菱ケミカル㈱(旧三菱化学・旧三菱樹脂・旧三菱レイヨンが2017年4月に統合した名門)のヒシコートAで、ホコリを取り、帯電防止剤としても活躍します。
接着面の一部を剥がし、
表面を傷めないように、自作のヘラで空気を抜きながら、丁寧に密着。
貼付けて終わりではなく、端部をコーキング処理するために、マスキング。
こうして綺麗に施工し、あとは、明日の雨音が静まったかどうかを、お客様にお尋ねする作業です。
壁際のシーリングは、塗装替えに伴って、増し打ちします。
一般に販売されているオトナシートは、小振りですが、探したところ、【オトナシート大判】が、発売されていました。
厚み1.5㎜ 50㎝×100㎝ と、施工側には嬉しい商品です。
※注意:音がまるっきり無くなるわけではありません。