君が、居なくなる数週間前に、プレゼントしてくれた奥日光のホテルのチケットで、黄泉の国の君と、残った家族皆で、私の好きな【日光】地区を巡れたね。
私が好きなのは、君の名の輝竜に近い名の、【竜頭の滝】
やはり、躍動感と同時に、一瞬たりとも、同じ瞬間の無い、情景。
急坂を何段にも下るけたたましさ。
今回で3回目ですが、何度見ても自然の力を感じます。荘厳。
つづいて、君の弟が好きな【湯滝】
こちらは、さらに傾斜がきつく、一気にたゆまなく水が流れ落ちていきます。
甲乙つけがたい。
湯滝の頂上まで登ると、その勾配のきつさに、改めて気づかされます。
雨の中だったので、水量も多いし。
【湯滝】と、キーボードを打って変換すると、面白いことに気が付いた・・・。
落下するまでの湖では、太公望が愉しんでしました。
ここは、温泉源の中継地点らしく、温泉独特の硫黄の臭いが心地よかった。
この滝の頂上に祀られている神様は、どちら様だろう?
一見、役行者さんのようですが、日本の石仏では珍しい、世界初の【神】の名称を得た、中国の神話世界の【神農様】にも見えました。
一年に一度だけ、御開帳される【湯島聖堂】の【神農様】も一緒に見たっけかな。特に医薬会のお偉いさんがたくさんいらしゃったな。
君も育ててくれた、弟は、だんだん君に似てきたよ。
寝る子は育つで、よく食べ、よく寝て、よくしゃべる。
天然パーマも似てきたし、背も君を超すかもな。
君の勤めさせてもらった会社の会員様向けのホテルは、温泉の質が良いし、食事が格別に美味しいし、居心地がよく、気配りも最高。
君同様に、いくつになっても、姉弟仲良く、可笑しなことをして楽しんでいたよ。
ありがとう。輝竜。
そして、会社の方々。