二部屋分のフローリング重ね張り作業を終え、
部屋によっては、既存ジプトーンの上から下地ベニヤを重ね張りして、クロス張りに備えます。
ジプトーンという天井材
かつて、よく使われ、近頃はクロス仕上げに圧されていますが、事務所などでは、ソーラートンなどの名称で、使われています。
かつてのジプトーンは、吸音性に優れ、音の反響が緩和され、難燃性も優れていましたが、少量ながら、アスベストが含まれているため、そのままの状態では固定化されて問題ありませんが、撤去する際や処分に困る代物です。また、この上から直接クロス紙は貼れません(凹凸が激しすぎるため)。
壁は、かつては布クロス(ビニールクロスがあまり浸透していなかった)が高価で、この突板(ベニヤに木材を薄くスライスしたものを表面に張り付けた商品)・ピーリング(木目絵柄のプリント材)の住宅が多かった。
これも、年月の変化で、ベニヤがバサバサと繊維が壊れてくる箇所も。
よって、今回は、この壁もクロス壁下地として、ベニヤを張りました。既存の縦ラインをクロス用パテで下地を作るよりも、大工さんの一手間で、出来上がりがまるで違ってきます。
次は、新規クロス張りと、クロス張替え作業です。