消えかけていた駐車場のラインを、引き直し。
あらかじめ、オーナー様にご協力いただき、車のご移動をしていただき、業者さんが来る前に、ライン周辺の掃き掃除。
やってきました。ラインを引くため専用のトラック。
うぃーんと、機械を降ろして、
この小さなマシンが、ラインを引いてくれる主役です。
トラック後部の溶融釜で、材料を作っていきます。
これが、白ラインの基材です。
ガラスビースも混ぜ込んでいきます。
ふたを開いて、ガラスビーズを投入。
寸法を測り直してから、次々とチョークで墨だし。
とにかく、システマチックにお互いに阿吽の呼吸で、素早い作業。
SK溶融用処理剤L
別の容器に必要量を移し、
ラインを引く個所に塗っていきます。
(接着剤のようなものです)
一方で、剥離しかけているラインを、スクレッパーで剥がしていきます。
当然、こまめに掃除して、
そうしているうちに、ラインの材料もシッカリと溶け、マシンに投入。
右下から、材料が出ますが、そこもバーナーで熱せられていて、固まらないようにしてあります。
準備が整うと、サーッとラインを引いていきます。(特にガイドも無しに、真っすぐに)
【車止め】の間は、マシンが入らないので、その手前までです。
そこにクラフトテープを貼って。
少しだけ、クラフトテープの上くらいで、絶妙に止め、
相方が、固まってしまう前に、素早くテープ撤去。
ピシッと綺麗に仕上がっています。
ラインが交錯する箇所も、
さっと剥がして、きれいに直角に。
長いラインを引く際は、作業中に乗ってしまった砂利を履きながら、ライン引き。
(まるで、カーリングのよう)
このマシンを動かしているオペレーターさんは、いとも簡単に作業していますが、いくつものレバーを駆使しまくっています。
手前にピョコンと出ている先端が赤の細い棒が、墨出ししたラインに合わせて動かす際に、目安になっています。
こうして、1時間あまりで、ほぼ全て(15台分)のラインを引き終えました。
学生時代のバイトで、交通誘導員を夜間にしていた事がありますが、そこは時間を争う戦場のようでした。大型トラックが何台も入り、路盤材・アスファルト、ロードローラーが手際よく、かつ素早く前後に動き、最後にライン工さんの出番。空が明るくなり始める頃。道路を開放しないと、通勤ラッシュに間に合わないので、追われるように、ライン引き。底の厚い安全靴でも、アスファルト上はまだ火傷しそうに熱いのに。
番号の型枠。
下方噴射ノズルのスプレーで。
番号が10以上の二桁の際は、型枠を二つ並べて、
こんな感じで仕上がります。
すでに、業者さんは帰り、駐車場を開放しても良いのですが、少しでも綺麗に固まって欲しいので、入口をブロック(30分ほど)。
こんな感じで仕上がり、朝に駐車されていた方に、【もう大丈夫です】の声掛けして終了です。