台風で、吹き飛んでしまった棟板金。
残った棟も、取れ掛かっていました。
建物南側は、基礎が高いため、屋根に登るのが正直怖い。
一方、北側の共用廊下側は、軒の出が大きいため、梯子だと急角度のため、後ろ側に転倒する恐れあり。
そこで、昇降・荷揚げを兼ねた小さな足場を作らせていただきました。
上から見ると、こんな感じですが、この水平面があるだけで、安心感が増しました。
フルハーネスの安全帯も、引っ掛けるところが無いので、どうにもならない。しかも中途半端な高さのため、仮に引っ掛けられても、落下した際は、地面手前ではブレーキがかからないでしょう。
一人では、少々棟部が長いため、その分屋根の上に滞在する時間も長くなるため、私も手元として動き、流れ作業。
端部を金切りばさみで、加工して、サイズ合わせ。
こうして、スムーズに作業が終了しました。
オーナー様自身が、この屋根に登った経験があり、上りにくく、滑りやすく、危険な事を身を持って知られていたため、
『くれぐれも、安全第一に考えられて下さい』
と、有難いお言葉をいただき、小さな足場だけ作らせていただきました。
それはそうと、今後心配なのは、北側斜線・道路斜線いっぱいに、作られている建物が非常に増えてきましたが、そのたびに、足場(屋根足場も)が必要になるため、実際に作業する箇所よりも、足場代の方が高いという逆転現象も、多く生まれそうです。