日本瓦のメンテナンス①

昨年夏の現場調査のワンシーン。

空色(水色)の大空に、力ある雲、そして竹の緑と、日本瓦(和瓦)のコントラストに、THE JAPANを感じてしまうのは私だけでしょうか。

この軒先瓦が、強風で落下し、さらに他の部位もメンテナンスの必要がありましたが、関東地方を2度も襲った台風被害により、数少なくなってしまった瓦屋さん(建設業界の絶滅危惧業種かな)は、前年に引き続き大忙しで、被害の少ないこちらのお客様だけ、お待ち頂きました。

入母屋造りの、下り棟を丁寧にばらしています。動画はこちらです。

長年のあいだに、少しづつ内部の土が流れてしまうため、また再利用する、棟瓦、のし瓦と一枚づつ取り除きながらの作業です。

この棟瓦が落ちないように、銅線で巻き付けている動画もあります。(手際の良さが気持ちいいです)

こちら側も、漆喰・内部の土ともに流れ始めていて、銅線も切れ、ガタツキ始めているので積みなおします。

鬼瓦も、素直に格好いい。

こうした立派な瓦屋根が、横浜では数少なくなってきたので、是非メンテナンスしながら残していって欲しいものです。