旭区役所で、【ふるさと尾根道緑道】と名付けられている、今宿地区と白根地区の境界を走る水路(工業用用水道)沿いの桜が、今を見頃になっています。
東京都目黒区長が、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を恐れて、目黒川のお花見自粛を求めているなか、全国的にも、この週末の花見が自粛ムード。自動車での遊覧も厳しくなる中、昨年の桜の景色をご覧いただければ・・・。
この桜並木は、樹齢的にも、今が旬なだけに残念ですが、桜のトンネルが美しい時期です。
この尾根道は、800年ほど前の鎌倉時代初期には、『いざ鎌倉』で、東京、埼玉、群馬の御家人が、この鎌倉街道中の道を、盛んに往来した主要道かつ軍道でした。
埼玉県川本町を拠点においた、関東総検校職だった源頼朝の最有力御家人の『畠山重忠』も、北条家の騙し討ちに遭い、ここを通って、今の鶴ヶ峰本町周囲で134騎のみで、戦い抜き、この地で非業の死を遂げております。この地を治めていた畠山重忠の従兄妹も、同時に鎌倉で殺害されました。そして北條の土地に。
悲しい過去を、知っているのか、この遊歩道の桜は、今を盛りに満開です。
その歴史を知っていただきながら、はかない桜を、愛でていただければ・・・。