【外出自粛】で、人通りが極端に少なくなった時を狙ったかのように、鶴ヶ峰駅前の花屋さんの、2階部分に足場を掛けさせていただきました。
ここは、風の通り道のため、工事中以外は、足場が倒れたら心配なので、その都度、メッシュシートを絞りながらの作業。
工事完了後。
よく見ると、2階右側と、左側の外壁の色が若干違います。おそらく、言わなければ、一般の方々は気が付かないはず。
ことの発端は、昨年の台風により、20数年前に施工された金属製サイディングの飛散によるものでした。
残念ながら、2年半前の塗装工事時には、気が付かなかった点が悔やまれます。
無残にも吹き飛ばされてしまったサイディング。
さらには、シャッターの一部も。
もともと、南風がここに集まって突風が吹く場所。
タワマン建設により、風の動きも複雑になっているらしい。
CMソング界の天才、小林亜星氏自身が登場して、金属製サイディングを一気に広めた新興産業㈱(週刊誌で、悪徳商法として問題視され、2003年倒産)のサイディングが、リシン掻き落とし面に貼られていましたが、下地まで届いていない釘、脇の押さえアングルにしっかりと差し込まれていなかった点と、強烈な突風とが重なり、飛ばされたようです。
よって、今回は、長めのビスを多めにして、特注の折り曲げ金物で、脇をかぶせ、よほどのことが無い限り、吹き飛ばないように。
さらに、新規のサイディング面、既存のサイディング面に、ワッシャをかませたビスを揉みました。
それでも、心配性な私は同じ数のビスを目地底にも揉みました。合計500本以上。
(ビス頭は、錆びにくいように、塗装)
笠木も入念に抑え込み、
ジョイント部の隙間から、風が吹き込んで、笠木をめくってしまうのを恐れ、ブリッジ工法でシーリング。
花屋さんの定休日(木曜日)の8時30分から、足場をバラシはじめましたが、【外出自粛期間】の真っ最中ということもあり、駅前通りなのに、人影はまばら。
ビス一つ落とすだけでも、通行者を怪我させてしまう。当然、それへの配慮はしていますが、より安全に作業出来ました。(密にならずに)
2年半前の写真と見比べてみましたが、だいぶイメージが変わっていたんですね。
あとは、台風、自然災害に末永く、もってほしいというのが施工側にとっての本音です。
頑張れ!建物。
クリスマスイルミネーションも、楽しみにしております。