いつまでも、メッシュシートがあると、お客様も大変。
そうは言っても、【雑】な作業はしたくない。
そこの辺りのバランスが難しい。
これは、中塗りの状態。
あえて、色を変えて、塗り残しが無いように。
上塗りだけでも、『中塗り、ちゃんと塗っておきました』と言えば、お客様は信じざるを得ない。
そこは、施工側の良心しかない。
洗濯物が乾きにくいので、ここだけはシートを開けさせてもらいました。
屋根下地の野地板がコンパネ（ベニヤ）なのは良いのですが、屋根下地のスタート部であると同時に、雨にさらされる場所なので、やはり、無垢材を使ってあげて欲しい（新築時には）。この部分を広小舞（ひろこまい）と呼びます。
仕方なく、めくれたベニヤの表面を削って、塗装しました。
最終検査に、2時間を使い、いたるところのチェック・直しの指摘。（職人さんに嫌な顔をされる時もありますが、そこは遠慮などしていられない。あとで可哀そうなのはお客様だから）
ランドマークタワーと、建築中の横浜市の新市庁舎が見えました。
横浜の顔として定着しつつあるランドマークタワー、ここの現場代理人もお客様だったし、ここで仕事をしていた時期もあり、形状ともに愛着がありますが、どうしても旧約聖書に書かれていることを思い出してしまうのは私だけでしょうか？
（私は、ごく自然に日本の文化・生活に古い歴史がある、神道（神社）・仏教にごく自然に馴染んでいますが、神道と共通点が多いユダヤ教、そこから発展したキリスト教にも非常に興味があり勉強中です。老荘思想の道教、原始宗教のアニミズムにも畏敬を感じていますが。いずれ、それぞれ固有の存在を畏敬しあえる世界になるといいですね）