会社としてブラック企業に就職してしまった【営業職】・働きたくても働く環境が無い方は、例外として。
一流ではない学校を卒業した文系人間には、大抵は【営業】としての道がほとんどだった。(私の就職時代には)
しかし、【営業】の形態は変わりこそすれ、時代を経ても、基本的に変わらない現実がある。
以下、批判は承知で、私が行動してきたなかでの、ずらずらと想いを記してみます。
① 営業は大変。だから失敗を繰り返し、創意工夫をしながら、当人に合った営業手法の確立をしていく過程が楽しい。
② お客様は神様ではない。しかし、喜んでいただいた時の感動は、この上なく幸せ。
③ 営業は【もの】を売るのではない。この人の言う事なら安心という、【信頼】を紡ぐ作業。
④ お客様の【困った】を、僅かながらでも解消するために、常に考え、行動する崇高な仕事。
⑤ お客様に、【安心】と【安全】の情報・サービスを提供する仕事。
⑥ 【売る人】から、【頼れる人】として、思われるべき。
⑦ 営業は、お客様によって、【自己啓発】【精神的発展】させていただく、ありがたい仕事。
⑧ ベクトルが、ややもすると違ってくる【他部署・経営陣】との調整。時には断行して、お客様と会社との【利益】を生み出す仕事。
⑨ 自分が経験できない異分野の方々から、様々なことをお教えいただき、人生を豊かにしてくれる仕事。
⑩ 常に謙虚な気持ちを持ちながらも、この会社(組織)を存続させているのは自分だと、自意識過剰な位に思っていると、頑張れる仕事。
⑪ お客様から苦情が来た際(来ないように努力するのが一番ながら)、自分自身の責によらいないものであっても、まずは頭を下げ、その解決に向けて、あらゆる手段を駆使して実行して、少しでも【信頼】を取り戻す仕事。(自分自身がこの会社の社長だったら・・・的に行動)
⑫ 社内の実務部隊、バックサポート役、時には経営陣に、今現在・今後のお客様の【想い】を伝え、刻んでいく仕事。
⑬ 今の現状を顧みて、常に先へ目を向け、お客様へ新たなサービスを提供できるように、日々勉強を欠かせない仕事。
⑭ 時には、実務部隊、下請けさん(業務依頼)の仕事を手伝い、その大変さを痛感して、お客様に現実を理解してもらう仕事。
⑮ お客様のかわりに、面倒なこと、物理的に汚いこと、汗水垂らすことを喜んでする仕事。
営業としての、心がけ
① 心からの笑顔(苦しい時は嘘でも笑顔をつくっていると、不思議と心が笑顔に)。
② 心配性すぎる気持ちで考え、実行時は、超楽観思考で。(考えた末の、思い切り)
③ 自分から発せられる言葉をなるべくプラス思考の言葉で(難しい案件でも、大丈夫ですよ的に)。
④ 自分自身の軸足を、お客様6、会社4程度にして、【働かされている】ではなく、【働かせてもらっている】へ。
⑤ お客様も人間。間違っていることもある。時には反論も。
また、どうしても相容れない性向の場合は、無理にお客様でいていただく必要はないという思いも時には大事。(結果的にお互いが不幸だから)
⑥ 社内の大多数と意見が違っても、自分が信じる道ならば、ぶつかる事を恐れてはいけない。
(よって、時には胸に辞表を抱きつつ)
⑦ ある程度は、他の飯を食べたほうが、自分自身の成長に繋がる。
(ただし、食べさせてもらっている以上は、一生そこで働く気持ちが大切)
⑧ 何が原因で、会社が不振(破産)するか分からない。世の中に絶対的に確実なものは無い。
よって、いつでも他の会社にも選ばれる存在、或いは自分自身で独立する気持ちは、心の片隅に持っていないと。
⑨ まずは、自分自身を愛し、家族を愛し、お客様、社員を愛する。(自分を愛せない人間は、他人を心から愛せない)
⑩ 世の中(社会)の勉強を絶えずして、今後の方策を立てると同時に、世の変化に対応できる力を養う。
⑪ 経験をたくさんして、多くの経験値と、学びから、次に起こりうる仮説を幾つか立てていく。
(お客様に投げかる言葉により帰ってくる返答を予測して、仮説を立てる訓練をしておく)
⑫ もう少し、あともう少しの気持ちで行動していくと、気が付けばお客様に恵まれる。
⑬ 考えすぎて動かないよりも、まずは行動。そして軌道修正。
⑭ 会社に居た方が、内部情勢に詳しくなり、出世の道も近いかもしれないが、お客様は自分のところへ来てくれない営業を好まない。そういう人間ばかりだと、会社の将来が危うくなりやすい。
⑮ 綺麗な言葉よりも、綺麗な心から発する言葉こそ、長い目で見たら、お客様の心を揺り動かす。
⑯ 今後は、実務もできる【営業】が重要。理系的発想も大切。
勝手なことを、ずらずらと書きましたが、さらなるIT化、AI時代と世の中は大きく変動していますが、便利な時代だからこそ、人間は心からの接触を恋しがる。精密な機械と違って間違える確率も、正確さを欠ける点も人間には多い。
しかし、常に通販で何かを購入し続けたら、何か虚しさを感じないだろうか。
社会的動物として生きている以上、不器用でも、人間には愛着が生まれると思います。
私はインターネット通販はあまり使用しない。
できる限り、対面して購入したい。
個人店のおばちゃんと、ちょっとした話をしながら、物を買うのが大好きです。
営業時代から、1日に10人程度の方々と会い、話をしていましたが、時には緊張しながら気持ちをすり減らしながら、営業を続けていると、逆にこちらが客の対場で、人懐こく話せる相手が欲しくなっていました。今もそれは変わらない。
こういう時代だからこそ、【営業】が大切になってくると思います。
(これを書きながら、結果、自分自身を鼓舞するものになっていました)
だから、営業職の若者には、ロボットに負けずに、逆にロボットと仲良くしながら、人間と相対する【営業】として勤しみ、自分自身の仕事に自信を持って、堂々と胸を張って仕事をして欲しいです。
by 今後を担う若者に、心から期待するオジサン