※2020年10月9日現在、台風14号が心配になり出しましたが、
緊急時にはご連絡下さい。
一昨日の少々強い雨で、雨漏り試験(水掛け)したところ、早速、水がにじみ出してきました。
※明日は、日曜日ですがお客様の了承をいただいたので、業者さんと一緒に、対策手法を練らせていただくことに。
少し離れたヶ所からは、大きな水滴になって。
その周辺だけの水掛け試験でしたが、漏り出す要因(雨水の入り口)だけで、4ヶ所ありました。
これまでは、雨漏りしなかったお宅・ビルでも、ここ最近のゲリラ豪雨、台風の巨大化に伴って、雨漏りが多発しています。
ゆく河の流れは絶えずして・・・で始まる、平安時代末期の鴨長明による【方丈記】の一節に、『雨露をしのげればよい』の意味の記載があり、そこから転じてか、少し前までは、【雨露しのげない家は家ではない】的な言葉をよく聞いたものです。
その影響からか、ご自分の家が雨漏りしている事実を、隠す傾向が日本人には多いように感じます。
しかし、そんな事を気にしても精神的にも、建物の健全性においても、決してよくありません。
雨漏りで困っている方々に言います。
横浜市周辺の建物(住宅・ビル・工場)と、雨漏りを経験している確率は、非常に高いです。
パーセンテージは、調査したことが無いのでわかりませんが、イメージでいえば、
『えっ、あなたの家もそうだったの!?』と、仲の良い隣の家での雨漏りが、ふとしたキッカケで発覚するくらい潜在的に多い。
【雨漏りしない手法】は、案外簡単で、シンプルな構造・形状と、新築時に雨侵入に対して、必要以上に対策を取っておけば済むこと。またその後のメンテナンスをしやすい建物(設計・施工)。
しかし、要望により複雑化してしまうし、その際の納め方を間違えれば、水を受け入れる入口を作ってしまうこともあります。
我が実家も今は止まっていますが、かつては増築してすぐに漏って、母が騒いでいたのを子供心に覚えています。近所の人に話したら、叱られた記憶があります。
サラリーマン時代には、工事部門で雨漏りさせた物件のフォローをずっと行い、アフターサービスの人間と必死になって、雨漏りをとめる事に精力を費やしてきたので、お陰で今現在でも、よく雨漏りを止めることに成功しています。木造住宅も、ビルも、工場も。特に鉄骨造(重量鉄骨)の建物は雨漏りしやすい。
しかし、難しいんですよ・・雨漏り。
絶対に直せるということは、口がさけても言えません。
原因が一ヶ所だけでない複合的雨漏りが、案外と多いのと、ふんだんなお金を掛けさせてもらい、根本的に原因追求と、雨仕舞いを考えた仕様に変えてしまえば良いのですが、まだ住宅ローンが残っている、或いは、お金はあっても発展的工事(増築やリノベーション)でない、防衛的雨漏り対応にあまりお金を掛けたくないのが人情です。
つまり、大抵は根本的対応は出来ずに、対処療法が多いので、【雨漏りを止められます】など、自殺行為で言えません(その言葉で、ずっと責任を負わされかねない)。
新築を担当された会社ならば、ここ最近では法的には最低10年、会社の誠意としてはその後も対応すべき傾向にありますが、止められないまま、逃げられてしまったり、その会社が無くなっていたりと、お客様(建て主)も大変な思いをされています。
まずは建築(新築)された会社に言うのが理に適っています(そこの建築手法をよく知ってるため)。
しかし、そういう物件に限って、建築後に不仲になるケースが多く、顔も見たくないという気持ちもの方も多い。その際は、当社には、それなりのノウハウがあるつもりなので、声をおかけ頂ければありがたいです。
(念のために、もう一度。直せるものとそうでないもの。また、〈絶対〉は無い。さらに、根本的な改善には相応の費用が掛かる事をご理解ください)