新しく取付けた、INAXのトイレ。
もともとは、TOTOのC710便器+S721Bの手洗い付きタンク。
※ちなみによく言われる【排水芯】とは、床の排水管の中心部から、便器後方の壁までの寸法。
この写真では、右側の大きいネジキャップの中心部が、排水管の中心。取り替える際は、一応、既存品番で、排水芯を確認してから、便器を選定(一般タイプか、リモデルタイプか、床下排水から直すか)します。
【タンクの水が止まらない!何とかして】と。
確認したところ、ボールタップ他、内部のほぼすべての部品を交換しなければいけない状況。
さらには、TOTOウォシュレットとしても、博物館入りも間近の、歴史あるタイプ。少し調子が悪くなり始めていた(昔のものは、本当に長持ちするんです)ので、お客様と相談して全交換に。
しかし、この年末になって、商社に問い合わせ、すぐに取りに行かれる範囲(神奈川県近辺)では、TOTOのトイレが、残っていなかった。念のために、近くのホームセンターでも、便器とタンクは売ってくれなかった(工事も込み込みでないと、あちらも儲からないようで・・・)。
そこで、お客様に確認の上、LIXILの便器、タンク。シャワートイレに。
リモデルタイプで、写真左側が、リクシルの便器前部の据え付け台。
TOTOと違って、陶器の便器と固定はしない型でしたが、その分。厚いクッション材(粘着剤付き)で、便器を固定。
便器を据え付けるまでに、時間を要しました。
排水が100パイで変換ソケットに交換しましたが、床下が昔のガラがいっぱい存在し、さらに、床下が低いうえに、根太・大引きとの絡みが多すぎました。
さらには、床下地ベニヤの劣化が激しかったため、根太・床の一部をやり替えたため。
タンクを据え付けて、
おっと、リスク高い。
給水管の鉄管内部が錆びだらけで、動脈硬化現象。さらには、ネジ山までサビが侵攻している。
すでに、ネジ山を作り直す状態ではなく、一発で何とか、給水圧力に負けないように、水漏れさせないようにしないといけない。
ダメだった際は、壁の内部を立ちあがっている水道管ごと、交換しなければならず、壊す範囲が拡大する➡直す箇所が大きくなり、お客様に請求せざるを得ない金額が増えてしまう。
無事に取付け完了しましたが、
【あれ、これ忘れていない?】
『あああ・・・、止水栓の壁部分のボロ隠しとも言えるカバーを取り付け損ねた』
そのためには、もう一度、ネジ山の危険な止水栓をもう一度、取付け直さないといけない。リスクを取るか、お客様に謝るかの2択。
結局、お客様の判断は、【いいわよそのままで】
ありがたや・・・。
遅い時間まで、お待ちいただき有難うございました。