まずは、駒澤大学。
13年ぶり7度目の優勝おめでとうございます。
かつて、順大に10区で逆転された苦い思い出が脳裏をよぎった。(写真は、日経1月4日朝刊)
箱根駅伝2021年、今年を振り返ると、『箱根駅伝では、トラック競技のタイム通りにはならない』を、改めて痛感しました。
全日本大学駅伝の勢いが残る駒大、選手層が厚く、タイムも有利な青学大、東海大、その牙城を崩す勢いのあった明大が優勝候補だった。
しかし、圧倒的だったのは創価大。
ある程度は走るだろうとは思っていましたが、創部4年で、ここまで強いとは、ほとんどの人が想像できなかっただろう。
9人までが、本来の実力以上のタイムを叩き出した。
また、箱根の名物監督、大八木監督に対して、榎木監督の采配は、駅伝会の【智将】と言い切れる。
駒大・創価大ともに、大きな拍手を送りたい。
一方で、東洋大のことが、出走前も終了後も取り沙汰されていないが、柏原、設楽兄弟、服部勇馬と、超スター選手が揃っていないながらも、鉄紺の酒井名監督率いる【堅実なレース運び】は、今も健在だった。
かつて、1時代を築いた順天堂大も、泥水をすすった後に、7位と復活の兆しが見えてきた。
六大学のなかでは、早稲田の意地も見せてもらえた。
【花の2区】だけではなく、登りの5区、下りの6区の重要性と同時に、4区、7区、さらには10区、つまりはどこも重要で、ミスをしない、1秒を削る走りの重要性を、痛感した箱根駅伝でした。
本当に楽しい箱根駅伝2021年でした。
出雲駅伝、全日本(伊勢路)駅伝の結果を見ないと分からないが、
来年の箱根駅伝2022は、おそらく、
駒大、青学、創価大の3校と、東洋、東海、早稲田、順大、帝京大の5校の8大学のどこが優勝しても、不思議ではない【超々・戦国駅伝時代】の新時代を迎えると、感じています。
いずれにしても、シード選出場校、今回の20校、学連選抜と、必死に頑張られた選手、今回は泣く泣く補欠に甘んじた選手、監督、縁の下の力持ち達に、心よりエールを送ると共に、感謝の思いでいっぱいです。感動しました。
皆、ありがとうございました。