不肖小川名輝明が、20以上のアルバイト、20社ほど勤務した会社(内定をいただいた会社・就職面接をした会社も含む)は、不思議なくらいに、今も現存している会社の少なさに今更ながら驚いております。(9割以上)
さらには、勤めた会社で現存している会社も、虫の息という噂を小耳に挟みます(そのような噂が流れだした会社は、数年も持たずに廃業・倒産していく事実を見てきております)。
それほど、コロナ禍に係わらず、会社経営・存続の大変さを、創業前から感じた上で、今の当社があります。
(7月21日で、創業5年目を迎えるひよっ子ですが)
その中で、ヘッドハンティングにより、入社させていただいた建設会社は、驚くべきことに、130年をゆうに超える間継続しています。
そして、私が退職して4年を過ぎて、なお元気に活動されています。
その秘策を肌で学んだ経験を、少しだけお話し差し上げます。
① 地道に少しづつ、確実に成長させている。
② 常に、新たなことに、アンテナを張り巡らしている。
③ 創業130年という歴史に誇りを抱きながらも、常に危機意識を抱いている。
④ 生き残るためならば、元請け主義オンリーという枠も外して、下請け業務もこなし、確実に稼いでいる。
⑤ キャッシュフローを潤沢に確保しつつも、新たな取り組みに果敢に挑戦している。
(以前、そこの社長に直接聞いたのですが、お金はあるうちに使わないと(投資しないと)、お金が無くなってからだと、ニッチモサッチも行かなくなる と)
⑥ 会社の歴史にあぐらを掻くのではなく、常に最先端の技術・手法を模索し、英断して果敢に挑戦する。つまりは、変わりゆく世の中に合わせて、自社も柔軟に変わっていくことを拒まない。
⓻ 創業者の理念は大切にしながらも、明治・大正・昭和・平成・令和と、時代に合わせた経営環境を大切にしている。
⑧ 取引先を少なく絞らず、出来る限り多くの企業と付き合っている。
(以前に、少ない取引先で行っていた時期があったようですが、その組織・決定者が変わるたびに、経営的に煽りを受けていたので、なるべく多くの複数とお付き合いされている)
⑨ 時代の変化以上に、常に自社の変革を意識して、なおかつ、決裁・決断・実行のスピードがもの凄く早い。
⑩ 面子(メンツ)や社会的認知度の高さよりも、確実に純利益を稼げる箇所に、資源を集中している。
⑪ 本来の業務を大切にしながらも、派生する事業にも損失が少ない範囲で、新たな投資・新事業創設に貪欲。
⑪ 社員に対して優しい反面、実質的貢献度に対しても、厳しい基準で接している(つまり、社員を無駄に甘やかさない)。
⑬ 取り逃がした魚(見込み客)に残念がるよりも先に、凌駕する勢いで新たな見込み客へのアプローチ・リカバリー能力が高い。
⑭ 人材(人財)を積極的に登用し、一方で彼らで優秀な人材の保全を行っている。
⑮ 若手社員を積極登用しながら、教育に熱心であり、ややもすると会社の人材の高齢化傾向を防いでいる。
⑯ 絶対的固定費を上げない努力を惜しまない。(実質的にお金を生み出さない社屋は必要最低限で、支点・営業所は、賃貸により負債を抱えるリスクを抑えている。それにより、事業拡大時・縮小時に束罪に対応できるシステムを構築している。見栄を張らない)
⑰ 角営業物件に対して、建設会社が陥りがちな、【粗利】計算ではなく、それに携わる人材の給与等の固定費も換算して【純利益】を、予め弾いている。
⑱ 創業の地元への貢献をしつつも、商機を見据えた上での新たな土地への進出に、ためらいが無い。
⑲ 社長も含めた経営陣が、常に【護り】だけではなく、【攻め】の姿勢を一貫して行っている。
(時には、社員からの反対にあいながらも、積極的展開により、結果を残し、反対した社員からも、経営陣が最終的には信頼されている)
⑳ 経営陣・中間管理職への配置転換も含めた流動性を、迅速に行い、忖度しない体質を維持継続している。
以上が、私がその会社で学ばせていただいた点ですが、
常に現状に甘んぜず、勇猛果敢に、自己変革を行い続けている点が、因循姑息とならずに、企業24年程度という壁を、常に突破してきたのだと感じた次第であり、それを大切にしつつ、さらに当社の行ってきた工事への責任から逃げない施工をするためにも、会社の継続維持と、経営に損失を与えない攻めの姿勢を大切にして参りたいと考えております。
今現在は代表取締役の小川名輝明(早い段階で、できる次世代にバトンタッチしたい)