神聖なるオリンピック開幕寸前に、小林賢太郎氏・小山田圭吾氏・佐々木宏氏が、水を差したことに関して

統括の佐々木宏氏が、女性タレントの容姿をバカにした演出が問題となり、解任。
小山田圭吾氏が、過去のイジメ(障害者に排泄物を食べさせる等)が問題となり、辞任。
小林賢太郎氏が、ユダヤ人大量虐殺ごっこのコントをやっていたことにより、解任。


日本人の道徳的教育のなかで、生きてきたにも係わらず、彼らはよくも【多様性と調和】を掲げる、神聖なるオリンピックの開会式・閉会式の演出に携われていたことに、驚きを隠せない。

ホスト国としては当然のこと、日本国自体の恥。
オリンピックに係わる事を辞めるだけでなく、日本国籍を剥奪してもよい内容だと思います。

そういう私でも、小学校時代にイジメを行った過去はありますが、そこまでは酷くないし、それを痛切に反省しながらの今があります。
(誰でも、過去に何かしらの十字架を背負っているとは思いますが、その事実を反省し、そこから更生しようと頑張って、それらの過去は消えないながらも、世の中のために、貢献していくのが、せめてもの日本人らしい生き方だと考えます。彼らはそれに対して、過去の自分自身と対峙していない点が問題だと思います)


JOC(日本オリンピック委員会)が、人選にあたり、それぞれの過去のことまでは確認していなかったと弁明していますが、正直なところ、それぞれの足跡をすべて辿ることは困難だし、時間を要し過ぎる。ただ、世界の大切な祭典に対して、真逆な言動・行動をしている人間は、最低限外さなければならない。

JOCの言い分からすると、それをまとめ上げている【組織】に問題があるようです。

いわば、【丸投げ】先の体質の問題ではないでしょうか。
また、建設工事でも【丸投げ】できれば、【楽・ラク】ですが、それによる監督不行き届きが問題となるため、一括丸投げの禁止が当たり前であり、常識となって久しい。

3.11の災害において、東北地方を中心とした日本人の民度が高いことを、世界が知ったようですが、これらのならず者が存在・上に立っている今日この頃、日本人の民度の劣化を感ぜずにはいられません。

他国においても、それぞれ誇るべき歴史(実績)があると同時に、日本では縄文時代からの【調和】の歴史、聖徳太子が作成したとされる十七条憲法の憲法の冒頭に、【和を以て貴しとなす】が見られ、現代の日本人の道徳観を浸透させた、鎌倉時代からの武士(侍)達の言動・行動、そして、西洋近代文明に触れて、武士自らが率先して新たな世を創り、【民】にその真髄を受け渡してきた奇跡の明治時代、大正時代を通じて、また、第二次世界大戦時においても、負けはしたけれども、アジアの諸民族に他国の植民地からの脱却を促進させた功績は、大きい。
そして、昭和天皇陛下も含めて、当時の政治家が、命乞いをせず、我々次世代の事を考えて、潔い死に方、生き方(生き恥をさらすという言葉が日本にはある)を、受け入れてきた日本の先人たちに、尊崇の念を抱きつつも、戦後教育・高度経済成長期・バブル期を経て、日本人の魂が、劣化してきているのを感ぜずにはいられない。

今後、日本、そして世界と協調して、新たな世界の枠組みを再構築しなければならない若者達に対して、我々世代の一部(大勢なのかな)に、そうした人間がのうのうと上級民としていきてきたことに申し訳ない思いでいます。

まだ、間に合う。
若手を良い方向へいくように、今の時代に影響力のある我々50歳代、40歳代は、捨て石になる覚悟で背中を見せていかなければならないと、常々考えております。

頑張れ!ニッポン