【地震】、先ずは身の安全を

2021年10月7日22時41分頃、千葉県北東部を震源による地震が発生し、千葉県・埼玉県・東京都・神奈川県の一部で震度5弱~震度5強で揺れました。

テレビ局のアナウンサーもヘルメット姿で。(偉い!)

横浜市での、この揺れの大きさは、2011年3月11日に起きた東日本大震災時以来。

先ずは、自分自身、そしてすぐ隣に居る方の身の保全を最優先されて下さい。慌てると、怪我するので、冷静な判断を心より望みます。

地震と同時に、つい最近、浴室改修工事中に発覚した、柱2本、土台他が、シロアリ被害で朽ち果てる寸前だった家を思い出しました。
(すでに、補強してユニットバス工事を完了して引渡し済み)

表面は、問題なさそうに思える建物も、内部は案外と脆弱な建物をたくさん知っています。これらの建物が今後も、人的被害が起きない(少ない)ことを願います。

私の知識が正しければ、現在の建築基準法は改訂を繰り返しながらも、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災(震度6強~7)に耐えるレベルを想定しており、実際の地震のエネルギー量であるマグニチュードに比例したものには追い付いていない。(様々な諸問題が横たわっていることは理解しています)

ただし、東京を中心とした首都圏が、建物の倒壊等による1次的被害、そして、火災等による2次被害、さらに、救援物資・救援部隊が、周辺地域から届かないことで起きる『ほぼ見殺し状態・助けたくても助ける人口が多すぎる、そこまでの移動ルートを確保しづらい状況で、被害者が増えていく)被害を、避けたいと、ずっと考えています。
それが確保出来ないならば、政府機能・経済機能の一極化は、そこに住まう人、そこから発信されてまとまっている日本国の将来への影響も大きいと考えます。

自然災害が非常に多い日本ゆえに、過去から学んでいる一方で、熱しやすく冷めやすいという傾向のある(のど元過ぎれば・・・)日本人が、やはり心配な小川名です。

※日本はプレートが複雑に入り乱れ、火山活動により生じた土地。つまり、地球の歴史から顧みると、歴史の浅い土地(それゆえに、自然の回復力は著しく高いが)。そのため、火山・地震等、さらには台風と、災害が多い土地。
つい最近、東京へのアクセスが非常に便利な武蔵小杉にタワーマンションがそびえ立つなか、最近の多摩川の支流の洪水により、地下にあった受電・受水システムが水に浸かったために、エレベーターが停止したことは当然、飲み水もこれまでのように、供給されず、高齢者が毎日、階段を使用しての登山状況だったことは、記憶に新しい。

いにしえの方が伝えるところによれば、樹木よりも高い所に住んではならない。は、正しいと考えています。それは、地震・台風等による風圧・地球の磁場から出ている磁気が届かないために、身体的・健康的被害を、長年の間に口伝により受け継がれてきたものだと考えます。
あの誇り高き、出雲大社も大国主尊による❝国譲り❞に際して、一番高い建物を建築してもらったそうですが、時代ごとの大風により、傾いたり、倒壊した記録を綴り、現在では豪壮ながら、【平屋】に落ち着いているという点が、それを表していると思います。

勤務地へのアクセス(職住近接・利便性)は、とても重要と捉えていますが、一方で、集中し過ぎたために、土地の価格が跳ね上がり、仕方なく、建物を高層化しなければならない実情を踏まえつつも、日本においては、建物の低層化を訴えるものです。
そのためにも、一極集中化は避けねばならず、江戸時代ではそれぞれの地域の特色を生かして、それぞれに地方都市が存立していたことを考えると、距離的にある程度の分散化に賛成する次第です。

分かりやすい例でいえば、日本の経済の約4割を賄っていると言われる東京都心部に何かあれば、被害・損失が大きい。また、仮に日本に敵対心を持っている国(組織)にとっては、東京圏を標的にするのは当然の思考法だと考えます。軍事歴史的に、軍勢を一つにまとめて、圧倒的攻撃をかけるという思考はあっても、効率的な集中攻撃を避けるために分散化をしたという成功例を、あまり見かけない。

便利優先から成り立ったうえで成立した都市へ、東京大空襲、各重要都市の集中的攻撃は、つい最近の戦争で経験している。特に、広島や長崎が顕著です。
これ以上、今後、悲しむ人を増やす確率のあるものは、是正していきたい。

戦争は出来る限り、最後まで避けるべき。ただし、相手がそれを願わなければ、それは一瞬にして灰塵と帰す。古くから日本にとって勉強素材でもあった、大陸中国における王朝交代の繰り返し、北方民族による攻撃・政権交代を振り返れば、容易に分かることだと考えます。