【屋根が剥がれ掛けています。登って直してあげますよ】の対抗として

【すぐ近所で工事をしているものですが、お宅の屋根の一部が剥がれ掛けていますよ】とか、【火災保険で無料で直せますよ】と心配な気持ちを抱かせて、【無料で登って直してあげますよ】と、やってくる業者がとても多い。

だけど、見知らぬ人を自分の屋根に登らせるは心配。でも、廻ってこられて、【外れかけている】と言われれば、それはそれで心配の種。

この瓦屋根も、【瓦が落ちかけていますよ】
➡心配されて、当社に確認してくれと、登らずに、屋根点検。
結果、どこも落ちかけている箇所無し。

こちらの家も、通り沿いのため、そういう業者さんが、よく来るらしい。

調査の結果、どこも異常なし。そろそろ、屋根の修繕をする時期ではありますが。

2階の大屋根。瓦のずれも、鬼瓦も、棟瓦、のし瓦、棟漆喰と、どこも異常を見かけられず。

コロニアル屋根の家も、点検の結果、異状なし。

こちらも、屋根の頂上の棟板金が、曲がっていると言われましたが、どこを探しても、異状なし。

以前に塗装された際に差し込まれてあった、タスペーサー(雨漏りしないように縁切りさせるもの)が外れている箇所が見られた。➡ただし、使用上は問題ない。

こちらは、指摘された箇所は、問題ありませんでしたが、敷地裏側のトタン屋根だけ、錆びで劣化してしていたため、一部の塗装だけは、されました。

こちらも1階、2階ともに大きな欠損は無し。

一度塗装しているのが確認できた。
そして、多少劣化はしているものの、今すぐ直さなければならないものでは無かった。

お金が余って仕方ないという方は、新品の屋根に交換すれば良い。


近頃、こうした不安を煽る業者さんが、非常に多いようで、あちこちで屋根工事を見かけますが、基本的に知らない方を自分の屋根に登らせるのは、金銭的リスクが大きいです。

建物を建てた工務店、近所の信頼できる工務店に、点検依頼をされた方が安全です。
当社では、点検時に、屋根には滅多に登りません。体重によって、スレート屋根を破損したり、屋根からの転落が怖いからです。高い所は気持ちよいですが、登れぼ登るほど、落下する確率は高まるし、そうなると、そこに住まわれているお客様も嫌でしょうから。