変化していく工法、新たな商品に対して、常に勉強し、工事していますが、
以前の工務店が施工した建物、リフォームされた箇所を直すたびに、その工務店、職人さんの力量を尊敬すると同時に、これは【可哀想でしょ!】的な施工、それへの対応をするたびに、自分達は恥ずかしくない施工をしなければ・・と思う日々です。
以前のトイレが、ピュアレスト+アプリコットというTOTOでいうところの、それなりの商品なので、今回も、世界的に半導体不足で入手まで時間の掛かるウォシュレット(アプリコット)を採用。便器・タンクもピュアレストの新型に。
このそれぞれは、TOTOのロングセラー商品で、毎年少しづつ改良を重ねて、初期製品から新歩しつづけています。
一度使いだすと、他の選択肢が提案できなくなります。
既存の便器を取り外したところ、???
ピュアレストは、奥の壁から排水心が200㎜の筈が、160㎜程度しかなかった。
新たな便器とタンクが、規定値通りに入らない。
重ね張りしてあったフローリングに穴を開け直してみたところ、排水管がグラグラ揺れる。床下の排水の方向は、手前側でしたが、根元の固定がされておらず、奥の壁側に倒れていました。そして、そのまま、無理やり便器とタンクを設置してしまったようです。
排水管も逆勾配でした。
手前側に塩ビ管を起こし、偏心ソケットで位置を手前にずらし、根太を入れ込んで、以前の位置に倒れないように。
冬場に冷気が上がってくると便所が寒くなるので、応急で、樹脂シートでフタ。
気を取り直して、
排水ソケットを固定して、
便器・自動洗浄付きのウォシュレット(次亜塩素酸噴き出しにより、便器の洗浄能力が上がるもの)を取付け、動作確認。
同時に、自動洗浄機能付き小便器の電池交換、あふれ出る水の勢い調整をして、それぞれを快適に使用できるように。
たかがトイレですが、されがトイレです。
後々に、お客様が困らないように、我々はその現場ごとに発するイレギュラーに対応しながら頑張っています。