木製戸袋の鏡板(ベニヤ部)を張り替えて、塗装を仕上げたあと。
こちらも同様に。
施工前。
ベニヤ板は、長年の風雨にさらされ、表面を塗装していても、パリパリと剥離してきます。
エアコンの冷媒配管(スリムダクト共)を丁寧に外してから、中残を残しながら、バリバリ。ザクザクとベニヤ剥がし。釘も。
そして、近頃の天候は変わりやすいため、雨に打たれる前に、素早く木工事を完了。
こちらの肘掛け窓の戸袋も同様に。
一般的に戸袋の鏡板は、一般的なベニヤ寸法(3尺×6尺)よりも3尺方向が少し大きめに仕上がっています。
木材不足で金額が高騰・納品遅れが続いているなか、よく使われる既製品を使用しつつ、少しだけ寸足らずの部分を隠すように、廻り縁(桟)を入れて、一工夫。
午後から、何とか調整を付けて、塗装屋さんんに、先ずは下塗り(新規ベニヤ材のアク止めも兼ねて)だけ、してもらいました。
運よく、雨が降ってきだした頃に、終了。
雨水が染み込んだ新規木材を塗装すると、膨れ等も出やすい。
ここの膨れは、かつての塗装屋さん施工のものですが、塗装後の雨の浸み込みににもよりますが、こうならない為にも。
そして、翌日の午後には、白い部分を塗り、周囲のチョコレート色の部分とを塗り直し、無事に完成です。
大工さんと、塗装屋さんと、お天気を見ながらの連係プレーが案外と大変です。
お客様の多くは、【こんな小さな工事】とよく言われますが、小さい作業でも、大きい工事と同じ流れ経るので、こちらも真剣です。