雨戸の木製一筋。
雨戸の戸車が何度も通った箇所が掘り込まれ、さらには、雨水を抜く切り欠きが無かったため、2階の雨戸が落下しかねない状況。
堅木を加工して、既存の一筋と交換。
切り欠きを入れて、雨水が抜けやすいように。
室内片引きドアのVレール。
Vレールは、一般のレール、戸車の欠点を補って今では当たり前のもの。
一方で、Vレールがシッカリ固定されていなかったり、使用頻度が著しく高いと、戸車がVレールから脱線し、そのまま木製敷居の上を稼働している場合があります。
Vレールを外したところ。
他の箇所も、戸車が走ってしまっている。
少し大きめなVレールを取付け。
別の引き戸部も直して。スムーズに。
このお宅での、雨戸の木製一筋は、木材自体は腐食していませんでしたが、戸車で削れてしまい、ツッカエてしまうため、厚手のステンレスを板金曲げ加工してあったもの。
しかし、10年ほど使用する間に、戸車がステンレス板金を、折り曲げるように動き続けた結果、板金が変形し、スクリュー釘がいたるところで、抜けはじめてしまい、固定するために、お客様がコの字型アングルで、固定されていました。
釘を取り除き、細ビスで揉み直し。
すべて。
一間半間口のレールを4ヶ所、細ビスに交換して無事に直りました。
ただ、今後時間の経過とともに、ビスすらも引き抜く力が働く可能性があります。
戸車は、深いです。