タカラスタンダードは、値引きが少ないがお客様想い

キッチンシロッコファンの
『モーターがガラガラ音がする』と。

新築後17年程度のお宅。

モーター軸受けのベアリングが壊れかけている音。つまり、最低でもモーター交換が必要。

製品保持期限が7年のところ、他のメーカーもそれなりに部品を供給してくれていますが、ものによっては、14年、15年程度で、『部品が無いため、全部交換して下さい』と、サラッと言われるケースが多い実態があります。

モーター交換と同時に取り替えたいのが、換気扇スイッチ部。
長年の油の付着で、壊れてくる時期。

これらの部品選定と、部品の長期間における安定した供給をしてくれる傾向の強いタカラスタンダードさんへ電話してもらうことに。
(タカラさんが理解しやすいように、品番と、確認することをお客様にお伝えして)

あとで、お客様が喜んで話して来てくれました。

ユニットバスの換気乾燥暖房機のモーターも、部品供給が無くなる前に、交換してもらうように話しましたが、掛かった金額を聞いてみてビックリ。

これだけ交換して、工賃も含めて、安い!

タカラスタンダードさんは、建設会社や工務店からすると、定価が安く、値引き幅が他社と比較すると極端に少ないため、そこで利ザヤを稼ぐ体質の会社にとっては、お客様へ【大幅値引き】を謳えないため、敬遠されがちですが、

昔から、ショールームで実物を分解して、一般の方が見ない箇所の作り込み、お客様の日頃の掃除のしやすさ、メンテナンス性、耐久性を確認してきましたが、タカラスタンダードは、正直スゴい。キッチンの背板(見えないところ)まで、表面ほどのレベルでは無いにしても、ホーロー仕上げなんです。【ボロを着てても心は錦】の考え方が素晴らしい。アフターフォローもレベルが高い。

当然、タカラだけでなく、ステンレスならクリナップ(実はアクリアバスの清掃しやすさ、断熱性も隠れた名品。洗面化粧台にもステンレス技術と輝く人工大理石技術も盛り込まれています)。
株主は変わってしまいましたが、トクラスは、ヤマハ時代の、ピアノ塗装技術、人工大理石の質感、ユニットバスでは、ロングセラーのビュートの完成形のデザイン・質感などは、ヤマハ発動機の流れを受け継いでいます。
トイレでいえば、一体型トイレは?ですが、ピュアレスト、ウォシュレットにこだわるならば、アプリコットはいいですね。
LIXILは水廻りでは一番売れていますが、INAXの新製品を創り出す力、サンウェーブのキッチンの頑強かつ美しいデザイン性は、余裕のある消費者にはお薦めです。
Panasonicは、入り姉が安い割に、作り込みを考えた創り。多種多様な品種を作っているため、部材が廃版になるのが早い傾向にありましたが、近頃は少しは改善されだしているようです。

それぞれに、強みを持って生き残り策を模索していますが、我々介在する会社は、実物の性能、後々のアフターフォロー体制をよく見据えて、お客様に提案していかれればと考えています。