気温との闘い:RC造 車庫表面の塗装

お客様みずから塗装していた箇所を、塗装替えしました。

袖壁内側。

外階段脇も。

元々、全てが塗られている訳でなく、ポイントとしてブラウンを使われていたので、引き締まってみえます。

既存の塗膜が剥離しだしていたので、高圧洗浄。

ほぼ剥離できた箇所と、剥離しきれない箇所と。

いざ塗装という日は、とても冷え込んでいて、8時24分になっても、0.7℃という寒さ。

塗料の本来の性能を引き出すのと、2度塗りの間の時間が掛かり過ぎないためには、摂氏5℃以上になって欲しいところ。

職人さんからは、【今日はやめておきますか?】と聞かれましたが、寒いけれど太陽光が射しだしてきていたので、『進めましょう』と決断。

気温が上がるのを期待して、新しい塗料のノリを良くし、今後剥離しにくくするため、高圧洗浄で落ち切らなかった塗膜を削る作業。

塗ってはいけない箇所の養生、塗料が飛び散った際に、色がつかないように、マスカー・ビニール養生をしていました。

養生が終了した、10時21分。
太陽の高度がぐんぐん上がってきたことにより、気温が6.4℃まで上がっていました。
『あ~、良かった』

何はともあれ、無事に綺麗に仕上がって良かったです。

18日間経過した本日も確認に行きましたが、規定通りの施工の大切さを、改めて痛感しました。工事不良による失敗は、何十年でも記憶に残ってしまい、気分良く眠れないので。

これって、建築に係わる人間あるあるだと思います。まるで平気な人は、図太いけれど羨ましくは無い。