既存の便器を取り外した後に、塩ビ配管が接着剤で固定されているため、このままでは、新規フランジが取り付けられません。
塩ビ管内径カッター(トップ工業製)で、ジョイント管の長さに合わせて、内側から切っていきます。
切れ味の良い回転刃で、少し危険な為、ここだけ私が切断。
TOP TNC-40RS(新潟県三条市)
落下防止ののバンドを、電動ドリル本体に付けておかないと大変なことになります。
とある職人さんが、作業中に、インパクトからビット部が外れ、配管内へ落下してしまいました。残念なことにかなり長い距離。
強力な磁石で拾い出すのに、1時間近く掛けて四苦八苦したものです。
延長ソケットを取り付けて、フランジを固定。
フロント側留め具を床に固定。
ちなみに、INAXだった便器・タンクをTOTOに変更。
シャワートイレ部は、コロナ禍に半導体不足で、取り急ぎ。ホームセンターで幾つか買っておいたINAXの安価タイプ。
2階のトイレは、INAXの便器・タンクはまだ使えるているので、ウォシュレットだけ、TOTOのアプリコットというヘンテコな組み合わせ。
ちなみに、INAXのBC-270Sという便器が付いていましたが、男どもは何でも良かったのですが、女性陣に人気のあるTOTOピュアレストEX(CS400B)の便器(SH401BA)のタンクを採用。
理由は、掃除のしやすさからです。
INAXのBC-270Sは、建売り物件などに採用されるタイプのようですが、あまり綺麗でないのでお見せ出来ませんが、驚いたことには、タンクから便器に落下した水が、薄肉のジャバラホースで左右に水を分配する仕組みでした。今回のTOTO
ピュアレストは、内部がすべて陶器製。ずっと長持ちさせたいなら、ピュアレストがいいなと思いました。(日頃、安定のピュアレスト系をお薦めしているので、そこまでは分からなかった。グレードにもよると思いますが)
陶器の内部構造、汚れの付きにくいセフィオンテクトの釉薬が、見えないところまで丁寧に塗り込まれている点はTOTOかなと思います。
少ない水で隅々まで回転しながら、洗い流すための水の出口の形状も丁寧に作られているように見えるのもTOTO。
便器に座り込んで、奥の固定金物を止めています。
ピュアレストEXのタンク。楕円形が特徴。
QRは、もう少し角型。
内部の部品を組み立てて、便器に据え付け。
だいぶ、組みあがりました。
近頃のウォシュレット・シャワートイレは、正直なところ、あまり長持ちしないケースが多いので、このように、便器・タンクに対して、便座部は交換することを前提に、安いものを採用しても良いかもしれません。(自動洗浄機能などの多機能を求めないならば)
TOTOのホワイト色に対して、INAXのオフホワイト色のシャワートイレの色の差は多少ありました。
また、止水バルブ・シャワートイレホースのジョイント部は、TOTOのナット締めタイプに対して、INAXは、クリップ止めタイプのため、分岐バルブで少してこづります。
どちらが優れているという問題差はありませんが、他社から出ているシャワートイレがTOTOと同じタイプを採用している点から、こちらの扱いやすさはTOTOかなと。
ただし、INAXの便座の方が、我々デカい族には圧倒的に嬉しい点があります。
身長188㎝・体重100㎏・座高1mの私が座っても(息子は183㎝)、INAXの便座の方が大きいようで前後左右と、少々ゆとりがあります。
一方、TOTOのアプリコットは、日本人の平均身長+α程度の設計思想のようで、正直、狭苦しく感じます。
※ごく一般の日本人には、問題ないと思います。どちらも一長一短で、あとは好みの問題のようです。