このクルマは、何でしょう?

フロント足回り

リア足回り

純正なのに、最低地上高が低く、近頃のクルマのように無駄な突起が少ない。

この当時で、このシフトレバー。
極めてショートストローク。

サイドブレーキは、運転席側に。


車体番号プレートの番号、会社名、型式名は消してあります。

フロントボンネットを開けて、室内側を撮影。

FRPとスチールが混在。

イタリアンレッドっぽいですが、日本車です。
スポーツ車として、販売されました。

等長デュアルマフラー。

車重、パワーに見合った、丁度よい大きさのタイヤ。

タコメーターは、11,000回転。
速度計は、200㎞/hまであります。


シートよりも、ハンドルはやや左側に付いています。

右フロントボディーが、ポルシェ911っぽい。

1966年発売開始。

オープンカーです。

ちなみに、日産フェアレディーではありません。

ケイヒンの4連キャブレター。SUツインではりません。
アクセルと車の挙動が、瞬時に連動して極めて気持ちの良いクルマです。

2,000㏄も、1,200㏄のような排気量はありません。
でも車体の軽さと、エンジンフィールの良さと、スポーツ車の足回りで、トータルバランスが非常に良い。名車と言われる意味が分かりました。

銀色のヘッドカバーの会社名は、クイズなので隠してあります。

タペットカバーではありません。
正真正銘のカムカバー。
DOHCエンジンです。

そろそろ、正解です。

ホンダ S800 です。(本田技研工業)

純正で、こんなにローダウン(シャコタン)です。

奥の当社の660規格スズキ エブリースポーティトラックが、大きく見えます。

軽トラのAピラー下端より、S800のAピラー上端部の方が低い。

ロールがほとんどなく、気持ちよくコーナーを抜けていきます。

(他人様の大事なクルマを、運転しないようにしていますが、横に乗せてもらっているだけで、気持ちの良い走りが体感できました。ちなみに、頭はフロントウィンドーよりも、はみ出ていましたが)

F1で、世界一になってしまった本田宗一郎氏は、やはり凄い。

ホンダ乗りは、一度は所有しておきたいクルマですね。他メーカーファンも、乗っておいた方が後悔しない。
バイクメーカーから始めただけあって、当時の普通の四輪車とは、大元から別物を創り出していると感じました。