【くう ねる すわる】3way座卓

日産セフィーロのCM、井上陽水さんが、ウィンドウを開けつつ、『皆さん、お元気ですか?』と。【くう ねる あそぶ】のキャッチフレーズで、社会現象を起こしたのが懐かしい。

これは、お客様の要望で、大きな座卓(以前から所有していた、肌触りの良いカラマツ材を表面に使用しながら、

食う
寝る
座る
ができて、倒れたりしない丈夫なものが欲しいと。

所定の位置に据え付けて、あとは、お客様が使用していた、電気カーペット、座布団をセッティング。

数台のタブレットを駆使しながら、調べものをし、
ここに座って、後ろにある大画面のテレビを見て、
疲れたら、仮眠も出来るようにと。

自身の足が当たらないように、できる限り外側に踏ん張るように、4本の脚は、少々頑丈なもの。
ほぞ穴を掘りました。

硬い木材なので、ノミも少々大きなゲンノウで叩いて、

脚を繋ぐ横木は、ほぞ穴に対して、少々きつい位にほぞを作り、

各材料は、屋外で加工し、完成すると重たくなって運ぶのが大変なため、室内で加工。

カラマツ材の裏側に、構造体を入れ込んで丈夫にし、

集中荷重の掛かる脚の裏に、防振ゴムを取付け、

両脇の足を、堅木で結び、

カラマツ材裏に、仕込んでおいた構造体を見せないように、それでいて足元の邪魔にならない高さとして完成です。

本当に丈夫かどうか、小川名君、座ったり寝転んでみてよ。

当然、安全性が重要なので、約90㎏の私が、固定荷重だけでなく、積載荷重の人体実験もして、とてもお喜びいただきました。

今回は、建築系の家具屋さんに頼んでも良かったのですが、佐々木大工さんは腕が良いので、大工製の一品物を作りました。