トップコートまで塗り、仕上がったウレタン防水。
元々の防水表面は、何の材料を使用していたのか不明でしたが、パリパリと剥離しやすいもので、防水性は無くなっていました。
まだ雨漏りはしていないので、下地のシンダーコンクリートの下に、アスファルト防水をしているかとは思われますが。???
スクレッパー、マジックロンで、出来る限り、表面を剥離して、コンクリート内部の水分を1週間以上かけて、蒸発させました。
あとあと、揮発した水蒸気が表面を押して、膨れ上がってくる可能性がある点と、接着力を上げるため。
このように、だいぶ乾燥させました。
サッシの下枠の下部が、かつての施工のため、低かったため(現在は20㎝以上の段差・跨ぎを設けることが推奨されています)、強風を伴う大雨の際は、津波のようにサッシ下に襲い掛かり、雨漏りの原因になりやすい箇所のため、プライマー・コーキングを入念に。
十分に乾燥した表面の凹み部を平滑に近づけるため、カチオンを左官。
また、硬化するまで待ちます。
カチオンタイトを使用。
当社では、このように使用材料を、すべて撮影。
例えば外壁塗装替え時の【塗料材】すべてを、写真におさめ、数量を確認し、のちのちトレーサビリティーできるようにしています。
ウレタン防水材を2回塗り。
こちらでは、エアコンの冷媒管(銅製)を折れずに曲げることができたので、ベランダ手摺りに吊って作業。
※エアコンを脱着すると、費用が嵩むし、新品時同様の性能を発揮しないケースがあるので、なるべくは、何かしらの手法で浮き上がらせたいところです。
このあと、硬化するまで待ち、完全に硬化した後、エアコンを元の位置に戻して完了です。