隣地へ、少し倒れかけていたブロック塀を、縮小補強しておいて良かったです

写真では分かりにくいですが、左側お客様敷地内に建つ、歴史あるブロック塀が、少し倒れかけていました。

今回のような台風、近頃増えてきた地震時に、万が一倒れたら【危険】とのことで、あまり大袈裟に構えず、小さく縮小し、備えをさせていただきました。

お隣様にご了解を得て、入場させていただき、機能門柱、外水栓、給湯器、外壁等を、絶対に傷つけないつもりで、ベニヤ養生でしっかり抑えながら、所定のラインで、少しづつブロック解体。

風通しのための、かつては、盛んに使用された『透かしブロックみやま』は、予想通り、壊しだすと、ボロボロに崩れていきます。
さらには、丁寧に縦筋が入っていたため、壊しにくく、飛散しないように慎重に。

古いブロックでしたが、目地(繋ぎ)のモルタルは接着剤が入っていたのか頑強で、目地は、サンダーでカットしたり、時間をかけて作業しました。

敷地の奥側は、透かしブロックの上のオシャレな笠石が、いい感じで苔むしていて勿体なかったのですが、万が一を考えて、頭を詰める計画。

道路側:ここまで壊せました。手前下段ブロックは割れが大きかったので、一緒に解体。

ブロックを直し、天端をモルタルで押さえて、角で怪我をしないように。

工事中は、近隣の方々のゴミ集積場所だったため、皆様安全を確保しながら(大変ご協力いただきました)。

敷地奥側も、ブロックの高さを低くし、さらに【控え壁】を設けて倒れにくく。

既存のブロックが土圧で押されて、控え壁と隙間が広がっていっては困るので、太くて厚めのフラットバーと、数本の長い全ネジボルトで、緊結しました。

今回は、工作物の減築作業なので、法的に厳しい制限は掛かりにくいですが、
※新規で土留めブロックを作る場合は、高さの目安は50センチ未満でないと、確認申請・補助金申請等は通りにくいと思います。
(建基法・省令・条令・判決事例等、年々いくつも更新されているので、我々のupdateも忙しいです)