エコキュートの交換

16年間使用されたエコキュートが、追い炊きが出来なくなってきたため、直せればと思い調べましたが、既に部品の供給がされていなかったため、仕方なくまるごと交換。

370リットルタイプから、460リットルタイプに容量に余裕を持たれて、選定されていました。

お湯を溜める本体と同時に、ヒートポンプも交換しますが、エコキュートには重要な三層管も交換。
以前のものは、架橋ポリエチレン管を使用しており、保護する意味で保温材を被せてありました。
電気配線のPVKボックスへの接続も、水が回っていたので、この際なので、やり直し。

既存がハウステックの商品から、エコキュートのパイオニアで、内部SUS製タンクの溶接技術に定評があり、沸かしたお湯の清潔さを保ってくれる、コロナ製に交換。

既存と、配管位置が微妙に違うので、切り回して、建物内部のラインを活かすように接続し直し。

転倒防止の土間コンクリートアンカー位置も、当然変わるので、打ち直して、しっかり固定。

このように、予定通りピッタリ収まりました。

土間のアンカー位置に、合わせるために、大人4人がかりで、重たい本体を一瞬持ち上げて、位置合わせ。乾燥状態でも、90㎏と重いんです。

これまでのエコキュート(370ℓタイプ)でも、タンク満水時の重量は470㎏もあります。
前日にお湯を沸かす量を、少なくしていただき、当日は、早めに来て、排水作業をひたすら行い、少しでも軽量化します。

3.11以降、深夜電力があり余っているという状況ではなくなりましたが、東京電力でも、スマートライフプランで継続され、基本料金とは別に、深夜の電気料金が27.86円/1kWh(深夜1時~朝6時)で、昼間時の35.76円よりも、7.9円安い。(東京電力エナジーパートナーより)
電気代が高騰してる昨今では、貴重な節約。

オール電化で建築された建物では、新たにガスラインを引き込んで、ガス給湯器を取り付ける場合、給湯機本体は、エコキュートよりも割安ながら、ガス管新設、給水・給湯配管、ペアチューブ管の位置等が大きく異なり、それらをやり直す材料・手間代で、逆にイニシャルコストが高くなると思われます。

エコキュート本体は高額ながら、深夜料金の割引プランが続いている間は、【交換】がお薦めかなと思います。

既存が、ガス給湯器の場合は、やはり、ガス式給湯器の交換がお薦めと思われます。(太陽光発電・エネファーム・蓄電池等が絡む場合は、今後のエネルギー源の潮流の予測、家ごとのランニングコスト、想定値を入力しながら、難しい計算をしてみないと解らないです。)