
僅かな庭先にジャガイモ畑。
何より、主食のお米が高い。
数年前の2倍近い金額。
少し前は、混沌とした世界情勢のなか、小麦粉の価格が上がり、
【これからは、日本食に戻ってお米だな!】と、言っていたばかり・・・。

去年は、庭先にモグラがたくさん穴掘りした痕跡が。
60年前は麦畑だったことを聞いていたので、モグラさんのお陰で、耕作をし直すのに、少しは『楽』かなと思い、先ずは土がほぐされている穴近辺から。

それ以外の箇所を掘りだすと、長年の間に、根付いた雑草の根がもの凄い量。
特に宿根系・球根系のものの多いこと。それらを除去するだけでも大変なのに、土が硬くて、久々にする農作業は日頃使わない筋肉を要し、55歳の私には結構疲れる。農家の方々は、本当に偉いと痛感。
よって、仕事の合間に少しづつ。
『ジャガイモの植え付け時期に、間に合うのかな?』

たかが、これだけの土地に、家族も手伝ってくれ、何とか畝らしきものが。

ジャガイモの種イモは、妻が好きなキタアカリ。
30センチ間隔で、位置決めしましたが、最後の方には、慣れてきて、『だいたい』で。
ジャガイモを選んだのは、建築の仕事は、春から年末まで忙しい日々が続くため、あまり野菜に手を掛けられない事情があるため、比較的、手間いらずで、カロリーの高いものという考えから。
時間があれば、残った土地に戦中・戦後ではないけれど、収穫後、比較的長持ちするサツマイモを植えたいな・・・。

ネット・YouTube等を参考にして、事前に牛糞・鶏糞・ヌカ・わずかな有機石灰を鋤き込み、少し寝かして置き、種芋を植えて、その周囲にジャガイモ用の肥料をサークル状に。

これまでも、ジャガイモは少量作ってきましたが、今回は、雑草対策も兼ねて、はじめてマルチをしてみました。
留め金の存在を忘れていて、余っていた防草シートの端部を押さえる金物、針金を加工して、留め金に。

毎年よく生える、ピンク色が素敵な雑草。
ホトケノザ?

これは、ハナニラ?
何せ、放っておいても雑草は逞しく、可憐な花を咲かせてくれます。

種イモが、数個残り、勿体ないので、急ごしらえで、開墾し、植えてみました。
まるで、縄文遺跡の発掘後のような雰囲気に、思わず笑ってしまいました。
今ではなかなか見つからなくなりましたが、都岡小学校時代の、郷土研究クラブで、帷子川のほとりで、土を掘り返すと、いくつも縄文土器の破片が出てきて、子供心に、1万年以上前の人と繋がっている事実を実感したものです。
何れにしても、今後無事に、ジャガイモが穫れるのか分かりませんが、とても愉しみです。